野村不動産、東神開発ほか/ベトナム・ハイフォン特別市「Vu Yen プロジェクト」に参画

2024年06月25日 16:29 / 海外

野村不動産、海外交通・都市開発事業支援機構(JOIN)、東神開発、大成建設はこのほど、ベトナムのハイフォン特別市Vu Yen(ヴーイェン)島で、同国最大手の不動産デベロッパー・Vinhomes社が推進する「Vu Yen プロジェクト(Royal Island)」に参画した。

<完成イメージ>

同プロジェクト(総面積約870ha、総戸数約8300戸)のうち、4社は約23.9haの敷地中に1550戸の住宅等を整備する大規模都市開発を担う。連棟住宅(タウンハウス)のほか、2戸連棟住宅(セミデタッチドヴィラ)、戸建住宅(ヴィラ)の開発を予定している。4社がこれまで国内外で培ってきた住宅開発事業の知見を活かして、商品企画や施工品質管理を行う。

建築家には、世界的に著名な隈研吾氏を起用。川に囲まれた島というロケーションを活かし、「自然との調和」をテーマとした商品設計を行った。

<地図・敷地完成配置図>

開発地であるハイフォン特別市は、ベトナム北東部の海沿いに位置する、ハノイ市、ホーチミン市に次ぐ第3位の人口約200万人を有する都市。2010年以降、主要インフラの整備が進んだことから、国内トップレベルの経済成長と人口流入が続いており、中央政府直轄5都市の1つとされている。

その都市内で進む「Vu Yen プロジェクト」は、旧市街地(CBD 地区)と川を挟んだ対岸に位置し、2つの川に囲まれたVu Yen島という希少なロケーションを整備するもの。旧市街地エリア、新CBD地区双方へのアクセスに優れている、ハイフォンエリア最大の都市近接・複合タウンシップ開発だ。

プロジェクトでは、住戸配置に加え、大型ショッピングモール、大型商業施設、アミューズメントパーク、学校など居住者の生活利便性を向上させる複数の施設整備が予定されている。

今後は、将来的にCBD地区とVu Yen島を結ぶ橋梁が整備され、住民の利便性向上とハイフォン特別市の都市機能の増進にも寄与するという。

また、島全体に巡らせている人工池の水質浄化も行うなど、サステナビリティにも配慮した計画だ。

■事業概要
所在地:ベトナム ハイフォン特別市
用途:住宅等
敷地面積:約23.9ha(プロジェクト全体約870ha)
戸数:1550戸(プロジェクトエリア約8300戸)
着工:2024年3月

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