ユナイテッドアローズ/4~9月は、荒利と在庫効率の改善で営業利益76.5%増
2017年11月06日 22:15 / 決算
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ユナイテッドアローズが11月6日に発表した2018年3月期第2四半期決算は、売上高697億4000万円(前年同期比7.2%増)、営業利益30億2600万円(76.5%増)、経常利益31億2400万円(73.3%増)、当期利益12億6800万円(45.8%増)となった。
商品戦略の柱である基本商品政策の社内浸透を進め、価格と価値のバランスを十分に見極めた価格設定を行なうことで、定価販売比率を高めた。
気温変動の影響を受けづらいビジネス需要や式典需要などへの対応を強化して売上の安定化を図り、売上総利益率の改善につなげた。
シーズン当初の在庫投入量を抑制しつつ、売上動向を見ながらシーズン途中での売れ筋商品の追加生産を実施することで、在庫効率の改善を進めた。たな卸資産は1.7%減となり、同期間の売上高伸長率(7.2%増)を大きく下回った。
プロジェクトチームを結成して社内業務のたな卸しを実施した。効率の悪い業務や不要なコストを抜本的に見直し、販管費率の改善につなげた。
販管費率は、増収に伴う相対的な人件費率の低減やたな卸資産の効率化に伴う関連コストの低減、固定費率の低減などにより、前年同期を1.3ポイント下回る46.9%となった。
ネット通販では、4月に各ブランドサイトとユナイテッドアローズオンラインストアの統合リニューアルを実施した。
オンライン裾上げサービスなど各種サービスも拡充し、実店舗とオンラインストアのどちらでも安心して購入できる環境を整えた。
同時にネット通販店舗への在庫供給を増やして販売機会ロスを極小化し、実店舗とオンラインストアの双方の売上につながる販促活動を行った結果、単体ネット通販売上高は21.0%増と大きく伸長した。
ユナイテッドアローズ事業は5店の出店、2店の退店、グリーンレーベルリラクシング事業は3店の出店、スモールビジネスユニットは2店の出店、4店の退店、アウトレットは2店の出店を実施した。
期末の小売店舗数は222店、アウトレットを含む総店舗数は248店となった。
通期は、売上高1538億5900万円(5.7%増)、営業利益99億5300万円(8.6%増)、経常利益101億円(7.2%増)、当期利益54億9600万円(5.9%増)の見通し。
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