くら寿司/糖質オフシリーズ好調、2017年10月期の売上高8%増
2017年12月14日 17:10 / 決算
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くらコーポレーションが12月13日発表した2017年10月期通期の連結決算は、売上高1227億6600万円(前期比8.0%増)、営業利益63億4100万円(2.9%減)、経常利益72億8500万円(7.0%増)、純利益48億8400万円(10.3%増)となった。
商品面では、2017年8月に身体にやさしい新感覚メニュー「糖質オフシリーズ」を新発売。酢飯(シャリ)の代わりに酢漬けした大根にえびなどのネタを加えた「シャリ野菜(税抜き100円)」は、従来の寿司に比べ糖質を6~8割削減した。
「サラダ感覚でおいしい」、「糖質を制限されているので助かる」などお客からの評判も良く、当初想定以上の売上となっている。
店舗開発は、西日本地区で14店舗、東日本地区で8店舗の計22店舗を新規出店し、移転のため1店舗閉店した結果、国内店舗数は406店舗(無添蔵4店舗、くら天然魚市場1店舗を含む)となった。
2017年9月には東京池袋2店目となる「池袋サンシャイン60通り店」を出店、今後は需要の強い都心部にも「都市型店舗」を展開していく。
米国子会社「Kula Sushi USA,Inc.」は、14店舗を運営しており、7月には米国3番目の州であるジョージア州アトランタ市に進出、「ドラビル店」をオープンした。
8月にはテキサス州南部に位置するヒューストン市にテキサス州4店舗目となる「ウエストハイマー店」を出店した。
台湾子会社「台灣國際藏壽司股.有限公司」は、9店舗を運営。7月には、台北市の台北駅前にグローバル旗艦店「台北館前店」をオープン。「台北館前店」は台北駅から約150mの距離にあり、広さは900m2以上、客席数は240席と日米台のくら寿司店舗の中で最大規模の店舗となっている。
10月末での店舗数は、全て直営で429店舗(無添蔵4店舗、くら天然魚市場1店舗、米国14店舗、台湾9店舗を含む)となった。
2018年10月期通期の連結決算は、売上高1269億5000万円(前期比3.4%増)、営業利益68億1000万円7.4%増)、経常利益73億円(0.2%増)、純利益49億1000万円(0.5%増)を予想している。
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