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トーホー/2~10月は業務用食品卸事業堅調も増収減益

2018年12月12日 11:10 / 決算

トーホーが12月11日に発表した2019年1月期第3四半期決算は、売上高1591億9400万円(前年同期比3.7%増)、営業利益8億7100万円(23.4%減)、経常利益9億7800万円(16.8%減)、当期利益5億1600万円(7.1%減)の見通し。

業務用食品卸売事業部門の売上高は1044億8300万円(1.1%増)となったが、営業利益はM&Aに関連する費用の増加などにより8億9700万円(32.4%減)となった。

事業基盤の強化では、2月に鶴ヶ屋(埼玉県戸田市)において宇都宮営業所(栃木県宇都宮市トーホー・北関東本社敷地内)を、10月に㈱藤代商店(横浜市神奈川区)において東京営業所(東京都中央卸売市場豊洲市場内)を開設するとともに、10月にトーホーフードサービス 千葉支店(千葉市花見川区)を新築移転した。

業務用食品現金卸売事業部門の売上高は295億1600万円(2.7%減)となった。一方、営業利益は閉店に伴う経費の減少もあり、1億9000万円(130.9%増)となった。

A-プライスにおいて、10月に島根県初進出となる出雲店(島根県出雲市)を出店するとともに、8月に奈良店(奈良市)を新築移転した。

2月に難波千日前店(大阪市中央区)・天草店(熊本県天草市)、3月に長崎万屋町店(長崎市)、4月に高知店(高知市)、5月に久留米店(福岡県久留米市)、6月に佐伯店(大分県佐伯市)・南大分店(大分市)、7月に庄内店(大阪府豊中市)、9月に大牟田店(福岡県大牟田市)の計9店を改装し、地域特性に応じた品ぞろえを強化した。

一方、4月に大津店(滋賀県大津市)・京橋店(大阪市城東区)、7月に豊中少路店(大阪府豊中市)を閉店した。

A-プライス既存店は堅調に推移したものの、前期と当期に実施した閉店などが影響し減収増益となった。

食品スーパー事業部門の売上高は156億500万円(2.5%減)、営業損失は2億8300万円(前期は2億5400万円の営業損失)となった。

トーホーストアでは、かんで野菜(農業法人㈱トーホーファーム(神戸市西区)やその近郊農家で栽培され、収穫後、原則24時間以内に店舗に搬入された高鮮度野菜)や兵庫県産牛肉の販売をはじめ、鳥取県境港市をはじめとする海産物のフェアを定期的に行うなど、鮮度を重視した産地直送・地産地消の品ぞろえを強化した。

事業基盤の強化として、6月にかりばプラザ店(神戸市西区)を出店した。加えて、6月に志染駅前店(兵庫県三木市)、9月に高砂店(兵庫県高砂市)を改装し、生鮮売場の充実を図るとともに、インストアベーカリー「パン工房 香麦屋(こむぎや)」を導入した。

通期は売上高2200億円(6.0%増)、営業利益18億円(2.1%減)、経常利益17億4000万円(0.5%減)、当期利益9億円(96.1%増)の見通し。

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