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ワークマン/4~12月、ワークマンプラス出店効果で大幅増収増益

2019年02月07日 12:00 / 決算

ワークマンが2月6日発表した2019年3月期第3四半期の決算は、売上高506億2400万円(前年同期比16.4%増)、営業利益109億5800万円(28.9%増)、経常利益118億8700万円(26.4%増)、純利益73億6300万円(26.0%増)だった。

<ワークマンプラス店内イメージ>
ワークマンプラス

チェーン全店売上高は、730億2600万円(17.0%増、既存店前年同期比14.3%増)となりました。また営業総収入は506億2400万円(16.4%増)、営業利益109億5800万円(28.9%増)、経常利益118億8700万円(26.4%増)、純利益73億6300万円(26.0%増)となった。

運営形態別の売上高は、フランチャイズ・ストア654億7600万円(17.7%増、チェーン全店売上高構成比89.7%)、直営店75億5000万円(11.2%増、チェーン全店売上高構成比10.3%)。

商品は、伸縮性と保温力が高い「アルティメットフーデッドパーカー」や「ストレッチマイクロウォームパンツ」など、PB(プライベートブランド)商品の開発で商品力強化を図った。

これにより客層拡大の主力3ブランド「FieldCore」(フィールドコア)、「Find-Out」(ファインドアウト)、「AEGIS」(イージス)の防寒商品77アイテムを加えたPB商品は合計911アイテムとなり、チェーン全店売上高構成比は39.9%(前年同期比7.8ポイント増)となった。

販売では、新業態「ワークマンプラスららぽーと立川立飛店」やロードサイド型「ワークマンプラス川崎中野島店」(11月開店)の出店において全国ネットのTVCMや全国紙カラー1面広告で大規模な開店告知を行った。

また、ブロガー向け説明会なども開催した結果、TVの情報番組などに数多く取り上げられ、客数、売上ともに通常オープンの3倍近い実績となった。

初めてのお客様や女性客など一般ユーザーの割合が拡大。全国のワークマン既存店への波及効果が高く、売上拡大に大きく貢献した。

店舗は、長崎県への初出店とワークマンプラス4店舗を含め、開店が14店舗、スクラップ&ビルド2店舗、契約満了による閉店3店舗で、2018年12月31日現在の営業店舗数はフランチャイズ・ストア(加盟店A契約店舗)が前期末より35店舗増の727店舗、直営店(加盟店B契約店舗及びトレーニング・ストア)は前期末より24店舗減の105店舗で、45都道府県下にインショップで出店した2店舗を含め合計832店舗となった。

2019年3月期通期の決算は、「ワークマンプラス」の出店が既存店売上高向上に大きく貢献したため、売上・利益ともに上方修正した。

売上高前回予想比60億4000万円増の639億5000万円(前期比14.0%増)、営業利益18億8000万円増の130億6000万円(23.2%増)、経常利益19億1000万円増の142億9000万円(20.5%増)、純利益12億9000万円増の95億1000万円(21.2%増)を予想している。

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