森永製菓/4~12月、健康部門が好調で売上高0.4%増
2019年02月12日 09:30 / 決算
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森永製菓が2月8日に発表した2019年3月期第3四半期連結決算は、売上高1584億9600万円(前年同期比0.4%増)、営業利益172億1400万円(0.1%減)、経常利益177億3200万円(0.0%)、純利益123億800万円(2.2%増)となった。
売上面は、健康部門が好調で増収を確保。
利益面では、売上高の増収に加え、売上原価率の改善等に取り組んだが、広告宣伝費及び物流費の増加により低調だった。
菓子食品部門は、国内では、主力ブランドの「チョコボール」や「ミルクキャラメル」「森永ビスケット」「おっとっと」が前年同期実績を上回った。
しかし、急伸長していたハイカカオ市場の一巡により需要の停滞がみられた「カレ・ド・ショコラ」や、前年の大幅な売上拡大の反動により「プリングルズ」が減収となり、国内全体では前年同期実績を下回った。
海外では、米国、中国は前年同期実績を上回っが、インドネシア、台湾が前年同期実績を下回り、海外全体では前年同期実績を下回った。売上高は909億4400万円(0.6%減)。
冷菓部門の主力ブランドの「ジャンボ」グループは、「チョコモナカジャンボ」と「バニラモナカジャンボ」が引き続き好調に推移したが、連結子会社である森永エンゼルデザートの冷凍デザート事業を廃止した影響で、売上高は309億8100万円(0.6%減)。
健康部門の主力ブランドの「inゼリー」は、競合商品の参入による影響も受けたが、夏場の猛暑や暖冬による需要拡大、昨年3月に発売した「inゼリー<マルチビタミンカロリーゼロ>」が好調に推移したことで、前年同期実績を上回った。
「天使の健康」シリーズの通販事業は、「おいしいコラーゲンドリンク」が好調に推移し、通販事業全体で前年同期実績を上回った。
売上高は296億1400万円(5.2%増)。
2019年3月期通期の連結決算は、売上高2057億円(前期比0.3%増)、営業利益200億円(1.3%増)、経常利益205億円(0.4%増)、純利益138億円(34.1%増)を予想している。
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