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いなげや/4~6月、人手不足・新店費用増で営業損失5億3600万円

2019年08月06日 11:20 / 決算

いなげやが8月6日に発表した2020年3月期第1四半期決算によると、営業収益620億2200万円(前年同期比0.1%減)、営業損失5億3600万円(前期は4億1200万円の損失)、経常損失4億5100万円(前期は3億4000万円の損失)、親会社に帰属する当期損失3億7000万円(前期は3億5500万円の損失)となった。

<いなげや川崎京町店>
いなげや川崎京町店

利益面では、人手不足などによる配送コストの上昇、新規出店による水道光熱費、地代家賃の増加などに伴い販管費が増加した。

スーパーマーケット事業の売上高は490億5900万円(0.8%減)、セグメント損失は7億1200万円(前年同四半期は6億1800万円のセグメント損失)。

売上高は、一人当たり買上点数、客単価ともに回復傾向にあるが、客数が伸び悩み既存店売上高が前年同四半期比2.3%減だった。

店舗面では、いなげやにおいて川崎京町店(川崎市川崎区)の1店舗を新設。既存店の活性化を引き続き推進し、東村山市役所前店(東京都東村山市)、福生銀座店(東京都福生市)など合計3店舗の改装を実施した。

三浦屋は1店舗を閉鎖。6月末での店舗数は、いなげやの140店舗と三浦屋の10店舗を合わせて150店舗となっている。

ドラッグストア事業は、売上高は106億400万円(2.4%増)、セグメント利益は1億200万円(29.5%減)。

売上高は、販促媒体を最大限に活用し、来店客数の確保をはかると同時に調剤店の売上が順調に伸長し既存店売上高が1.9%増となっている。

店舗は、既存店の活性化を引き続き推進し、練馬春日町駅前店(東京都練馬区)、南葛西店(東京都江戸川区)など7店舗の改装を実施。6月末における店舗数は132店舗となった。

通期は、営業収益2550億円(前期比1.3%増)、営業利益23億円(0.9%増)、経常利益26億円(0.6%増)、親会社に帰属する当期利益5億円を見込んでいる。

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