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王将フード/4~12月、販促攻勢による客数増で増収増益

2020年01月30日 11:00 / 決算

王将フードが1月30日に発表した2020年3月期第3四半期決算によると、売上高639億2100万円(前年同期比4.3%増)、営業利益59億8300万円(7.7%増)、経常利益62億9800万円(8.4%増)、親会社に帰属する当期利益42億9300万円(13.4%増)となった。

<餃子の王将店舗イメージ>
王将フードサービス

売上高は、客数及び客単価がともに増加したことにより増収だった。

利益面では、増収となったことに加え、原価低減の取り組みによる原価率の改善、生産性向上による人件費増加の抑制、水道光熱費増加の抑制が功を奏し、増益を計上している。

社内に開設した「王将大学」が等級ごとに実施している研修、店長合宿研修、「王将調理道場」など積極的な人材教育投資を実施。調理方法やシフト管理の見直しによる生産性向上のための努力と工夫を実行し、価格を据え置くための取り組みを推進した。

会計金額に応じて押印されるスタンプを集めて各種賞品と交換できるお客様感謝キャンペーン、生ビール1杯につき100円引きまたは生ビール半額券を提供する生ビールキャンペーン、創業52年目を迎えた2019年12月24日・25日の2日間限定で税込500円分割引券を配布する創業祭など、途切れることなく実施した販促企画が来店客数の増加に大きく貢献したという。

また、消費税改定後の軽減税率適用をチャンスととらえ、テイクアウトとデリバリーサービスの強化を図った。

店舗展開は、直営4店、FC5店の新規出店、FC4店の閉鎖を行った。これにより第3四半期連結会計期間末店舗数は、直営520店、FC214店となった。

通期は、売上高849億3600万円(前期比4.0%増)、営業利益71億2900万円(3.0%増)、経常利益75億3100万円(3.0%増)、親会社に帰属する当期利益46億9600万円(12.1%増)を見込んでいる。

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