マックスバリュ西日本/巣ごもりで生鮮・簡便食品好調3~8月営業利益5.3倍

2020年10月07日 11:20 / 決算

マックスバリュ西日本が10月7日に発表した2021年2月期第2四半期決算によると、営業収益2846億1600万円(前年同期比5.3%増)、営業利益42億9600万円(約5.3倍)、経常利益45億2500万円(約4.8倍)、親会社に帰属する当期利益26億4700万円(前期は1億3600万円の損失)となった。

顧客の「食」に対する行動様式は大きく変化し、外食を控え家庭内で調理をする「内食」需要が増加したことで野菜、鮮魚、畜肉といった生鮮食料品をはじめ、冷凍食品やインスタント食品など簡便調理商品の販売点数が伸長した。

また、年度方針である「基本の徹底」を柱として、旬商品や売れ筋など重点商品のダイナミックな売場展開による販売点数の拡大、「地元の味」にこだわった地域・地場商品の品ぞろえ拡大に取り組んだ。

新規出店は、前四半期にオープンしたマックスバリュ小月店(山口県下関市)、マルナカ川内店(愛媛県東温市)に引き続き、株式会社マルナカ(以下「マルナカ」)では7月29日にマルナカ円座店(香川県高松市)、株式会社山陽マルナカ(以下「山陽マルナカ」)では6月11日に山陽マルナカ三田店(兵庫県三田市)をオープンした。

一方で、効率的な店舗網を構築するために、前四半期に閉店したマックスバリュエクスプレス大州店(広島市南区)、マックスバリュ西条御条店(広島県東広島市)、マックスバリュ光店(山口県光市)に引き続き、マックスバリュ西日本8(以下「マックスバリュ西日本」)では8月30日にマックスバリュ高瀬店(香川県三豊市)、マルナカでは6月24日にマルナカ伏石店(香川県高松市)、7月5日にマルナカ円座店(香川県高松市)、8月23日にマルナカ松前店(愛媛県伊予郡)、8月30日にマルナカ高瀬店(香川県三豊市)を閉店した。

既存店のリニューアルは、前四半期にリニューアルした山陽マルナカ新倉敷店(岡山県倉敷市)、山陽マルナカ太子店(兵庫県揖保郡)、山陽マルナカ美作店(岡山県美作市)、山陽マルナカ一宮店(岡山市北区)に引き続き、マックスバリュ西日本では7月11日にザ・ビッグ庄原店(広島県庄原市)、山陽マルナカでは6月19日に山陽マルナカ院庄店(岡山県津山市)、6月29日に山陽マルナカ郡店(岡山市南区)、7月11日に山陽マルナカ可部店(広島市安佐北区)の活性化を実施している。

通期は、内食需要増による売上高アップや、会議や商談、採用教育活動をWEB活用に切り替えたことによるインフラ整備費用などコロナ感染防止対策費用が発生したが、一定期間のチラシ配布中止による販売促進費の減少、WEB化により人の移動が抑えられたことにより一般費が減少し、上方修正する。

営業収益は前回予想比20億円増の5500億円(1.3%増)、営業利益20億円増の55億円(100.5%増)、経常利益21億円増の57億円(79.7%増)、親会社に帰属する当期利益5億円増の10億円を見込んでいる。

フジ 決算/2月期営業収益2%増、既存店の活性化・経営統合など奏功

流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。

メルマガ無料登録はこちら

決算 最新記事

一覧

マックスバリュ西日本に関する最新ニュース

一覧

最新ニュース

一覧