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PPIH/郊外店好調で7~12月営業利益11.3%増、通期は利益上方修正

2021年02月10日 11:20 / 決算

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングスが2月10日に発表した2021年6月期第2四半期決算によると、売上高8528億6100万円(前年同期比0.7%減)、営業利益493億2900万円(11.3%増)、経常利益481億9200万円(7.7%増)、親会社に帰属する当期利益326億3800万円(15.1%増)となった。

免税売上高蒸発と連結子会社2社除外の影響は458億円減と大きかったが、好調な郊外大型店、海外事業がカバーした。

帳合統合やコストコントロールの成果が現れて営業利益は493億2900万円(11.3%増)、純利益は326億3800万円(23.2%増)と同期間過去最高益を達成した。

ディスカウント事業の売上高5793億4500万円(3.3%増)、営業利益は322億5400万円(18.1%増)。

コロナ禍の中で、郊外店は巣ごもり対応商品や季節商品、食品などの最寄品を中心に好調に推移。厳しい環境が続く駅前店舗については、新常態に対応した商品構成を施し、販管費コントロールで対応した。

インバウンド、イベントの消滅で主力のドン・キホーテは既存店売上高は12.3%減だったが、ファミリー向けのMEGAドン・キホーテでは、地域密着型の商品、価格設定、サービス対応が好評で既存店売上高0.2%増だった。

総合スーパー事業2345億3900万円(10.0%減)、営業利益113億1700万円(13.1%増)。安心、安全の日常使いに加えて、外食の代替として加工食品、生鮮食品の売上は堅調だった。

テナント賃貸事業の売上高318億3400万円(7.2%増)、営業利益74億8900万円(11.1%増)。コロナ禍の苦しい商況ながら売上は伸長した。

国内の出店はドン・キホーテ関東2店、東北1店、中部2店、近畿1店、四国1店を開店。UDリテールはダブルネーム業態転換店を6店、ユニーは4店出店した。海外では香港3号店をオープンし、グループ総店舗数は2020年12月末で633店となった。

通期は、通期連結業績予想は、売上据え置き、利益面は上方修正した。

売上高1兆7000億円(1.1%増)、営業利益30億円増の800億円(6.1%増)、経常利益30億円増の790億円(5.9%増)、親会社に帰属する当期利益20億年増の530億円(6.2%増)を見込んでいる。

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