PPIH/7~3月増収増益、DS事業の既存店売上高7.1%増

2025年05月14日 16:39 / 決算

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(以下:PPIH)が5月14日に発表した2025年6月期第3四半期決算によると、売上高1兆6882億700万円(前年同期比7.7%増)、営業利益1286億8300万円(16.7%増)、経常利益1256億6800万円(10.6%増)、親会社に帰属する当期利益758億7100万円(5.3%増)となった。

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス

会員限定の価格戦略などで物価高、消費マインドの減退に対応。第3四半期単体、累計ともに過去最高の売上高、営業利益を達成した。

DS事業は免税売上高の伸びが継続している。既存店売上高は7.1%増。

ユニーは価格戦略で食品、日用品の売り上げが伸び、既存店売上高は2.1%増となっている。

国内事業の売上高は1兆4231億8700万円(7.8%増)、営業利益は1245億700万円(16.9%増)。

イベント需要や季節品需要を捉えた商品戦略や免税売り上げの伸長、PB/OEMの収益貢献などにより、既存店売上高成長率は5.8%増と伸びている。

免税売り上げは第3四半期累計1244億円(前期比53.0%増)、4月は168億円と過去最高の売り上げを更新した。

北米事業の売上高は1980億5200万円(7.0%増)、営業利益は29億8000万円(15.7%減)。

円安進行による売上高の増加や製造オペレーションの改善などにより売り上げ総利益率の伸長があった一方で、南カリフォルニアの山火事やハワイのシステム障害の影響、株式取得に伴うアドバイザリー費用の計上等により、営業利益は減少した。

アジア事業の売上高は669億6800万円(8.6%増)、営業利益は11億9500万円(421.8%増)。

店舗数の増加や円安進行により、売上高、販売費および一般管理費が増加。既存店とバックオフィス業務の販管費のコスト削減により、大幅な増益を確保した。

店舗面では、ドン・キホーテを関東地方に4店舗(東京都:調布駅前店、田無駅前店、千葉県:館山店、神奈川県:鶴見西口店)、中部地方に2店舗(長野県:佐久平店、静岡県:清水店)、四国地方に2店舗(徳島県:小松島ルピア店、高知県:高知店)を出店した。2025年2月には、47都道府県に唯一ドン・キホーテが未出店であった高知県に「ドン・キホーテ高知店」を開業している。

海外では、米国カリフォルニア州に1店舗(TOKYO CENTRAL PCH Torrance店)、米国ハワイ州に1店舗(Fujioka’s Wine Times Kapolei店)、グアムに1店舗(DON DON DONKI VILLAGE OF DONKI店)、シンガポールに1店舗(DON DON DONKI Bukit Panjang Plaza店)、香港に1店舗(同旺角 MPM店)、台湾に1店舗(同桃園統領店)、マレーシアに1店舗(JONETZ by DON DON DONKI NU Sentral店)をオープンした。

また、国内2店舗、海外3店舗の合計5店舗を閉店。3月末時点におけるグループの総店舗数は、国内638店舗、海外114店舗の合計752店舗(2024年6月末時点 742店舗)となった。

通期は、売上高2兆2200億円(6.0%増)、営業利益1550億円(10.6%増)、経常利益1508億円(1.4%増)、親会社に帰属する当期利益900億円(1.5%増)を見込んでいる。

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