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ヤオコー/3月期は巣ごもり需要で既存店好調、増収増益に

2021年05月11日 10:50 / 決算

ヤオコーが5月10日に発表した2021年3月期決算によると、営業収益5078億6200万円(前年同期比10.3%増)、営業利益224億5800万円(13.0%増)、経常利益222億1100万円(13.2%増)、親会社に帰属する当期利益145億9300万円(17.1%増)となった。

グループは、新型コロナウイルス感染症に対して、「地域のライフラインとして可能な限り通常どおり営業を継続すること」を基本方針として取り組み、「外出自粛」や生活様式の変化の影響を受け、「巣ごもり需要」が発生した結果、買い上げ点数が大きく増加した。

川野澄人社長は、「コロナによる巣ごもり需要により既存店の売上が大きく伸びたことが増収増益の最大の要因となっている。コロナの影響でチラシの自粛があり、広告宣伝費が下がり、また、電気料金単価が下がり、水光熱費も下がり、増益の要因となった」と述べた。

運営戦略では、デリカ・生鮮センターを積極的に活用することで、店舗の生産性向上と「製造小売り」としての利益創出を両立させることができた。店舗の什器など省力化を目的とした投資を行うとともに、サポートセンター(本社)における業務削減を進めた結果、来期の出店計画などを踏まえ、一部の社員を店舗勤務に配置転換した。

また、新型コロナウイルス感染症対策として、店舗営業では、店内一部設備の使用中止、惣菜・ベーカリー部門のバラ売り販売中止、お客用アルコール消毒液の設置、ソーシャルディスタンスの実施などに取り組んだ。

安全対策としては、社員の健康チェックの実施、手洗い及びアルコール消毒の徹底、マスク着用、レジ部門に透明フィルムを設置するなどの対応を実施した。このような状況のもと、社員が心と体を休められるよう、創業以来初めて、日曜日(9月13日)と1月3日は、一部の店舗を除き臨時休業した。

新規出店として、6月に所沢有楽町店(埼玉県所沢市)、7月に桶川上日出谷店(埼玉県桶川市)、まるひろ南浦和店(埼玉県さいたま市)、11月に古河大堤店(茨城県古河市)、3月に蕨錦町店(埼玉県蕨市)を開設し、経営資源の効率化の観点から9月末で2店舗を閉店した。

既存店の活性化策として、従来の計画から4店舗を追加し、3月末までに10店舗の大型改装を実施した。このうち、所沢北原店の大型改装では、大型店の新しいモデルを確立すべく、社内でプロジェクトチームを設置して取り組んだ。なお、新型コロナウイルス感染拡大に伴い、一部の新規出店・改装実施の時期に影響が出た。

次期は、営業収益5086億円(0.1%増)、営業利益223億円(0.7%減)、経常利益218億円(1.9%減)、親会社に帰属する当期利益142億円(2.7%減)を見込んでいる。

業績予想について、川野社長は、「連結では、利益がわずかに減益となる見込みだが、単体では増収増益を目指して取り組みを進める。コロナによる伸びをどうこえるか、トップラインを伸ばすことに力を注ぐ1年にしたい」と述べた。

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