ビックカメラ/8月期は都心店苦戦も郊外のコジマ好調で営業利益51.0%増
2021年10月13日 10:50 / 決算
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ビックカメラが10月13日に発表した2021年8月期決算によると、売上高8340億6000万円(前年同期比1.6%減)、営業利益182億1700万円(51.0%増)、経常利益216億2900万円(47.2%増)、親会社に帰属する当期利益87億6100万円(60.7%増)となった。
新型コロナウイルス感染症拡大防止を重視する観点から実施していた営業時間の短縮を、緊急事態宣言の再発出に伴い一層強化したほか、一部店舗(Air BicCameraの一部)では臨時休業を継続した。
営業にあたっては、お客と従業員の安全確保を最優先に考え、マスク着用、丁寧な手洗い・消毒、従業員の出退勤時の検温、店内消毒、レジ・カウンター等への飛沫感染防止シート設置、ソーシャルディスタンスの確保などの対策を継続して実施した。
ビックカメラでは、都心の昼間人口減少にインバウンドの激減が重なり実店舗の販売は低迷した。インターネット通販事業は、販売を大きく伸ばしたものの実店舗の低迷を補うには至らなかった。一方、都市近郊を中心に事業を行うコジマは、テレワークなどによる商圏内の昼間人口増加などを背景に販売を伸ばした。
2021年6月から8月にかけ、首都圏・関西圏に勤務するグループの従業員、その家族と取引先の希望者、約1万7500人を対象に新型コロナウイルスワクチンの職域接種を実施した。
店舗展開では、2021年3月5日に「ビックカメラ アミュプラザくまもと店」(熊本県熊本市)、地域の特性や環境に合わせて取扱商品を厳選した店舗形態の新店として、7月30日に「ビックカメラ 池袋SELECT」(東京都豊島区)を開店した。また、スマートフォンやパソコンといったApple製品の販売や修理・サポートを行うApple専門店として、2020年9月14日に「Bic Style ららぽーと愛知東郷店」(愛知県愛知郡東郷町)、2021年1月28日に「Bic Style イオンモール松本店」(長野県松本市)を開店した。
グループ会社では、コジマが、「コジマ×ビックカメラ イオンモール新利府北館店」(宮城県宮城郡利府町、2021年7月2日開店)など3店舗を開店したほか、2021年9月23日に「コジマ×ビックカメラ ニトリホームズ宮原店」(埼玉県さいたま市)を開店した。
次期は、売上高8060億円、営業利益157億円、経常利益175億円、親会社に帰属する当期利益88億円を見込んでいる。
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