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サンドラッグ/4~9月はチラシ販売費・改装費用増加で増収減益

2021年11月12日 10:40 / 決算

サンドラッグが11月12日に発表した2022年3月期第2四半期決算によると、売上高3267億5400万円(前年同期比3.3%増)、営業利益179億2800万円(8.9%減)、経常利益182億4000万円(9.3%減)、親会社に帰属する当期利益124億5500万円(7.6%減)となった。

グループでは、お客や従業員の安全・安心を最優先に感染症予防対策を徹底し営業活動を行った。引き続き「安心・信頼・便利の提供」をキーワードに、専門性を一層高め、お客に必要かつ期待される質の高い出店を加速・サービスレベルの向上・生鮮食料品の導入・食料品の販売強化と積極的な店舗改装などに取り組むとともに、DX推進による効率化などに取り組んだ。

また、グループのESG(サステナビリティ経営)では、重要性や機会・リスクなどを考慮し多面的な視点から重要課題(マテリアリティ)を設定し、さまざまな取り組みについて推進した。

グループ全体の出店などの状況は、25店舗を新規出店し、2店舗のスクラップ&ビルドを実施した。また、57店舗で改装を行い、11店舗を閉店し活性化を図った。以上の結果、第2四半期連結会計期間末のグループ全体の店舗数は、ドラッグストア事業911店舗(直営店717店舗、星光堂薬局70店舗、サンドラッグプラス62店舗、フランチャイズ店62店舗)、ディスカウントストア事業319店舗(ダイレックス319店舗)の合計1230店舗となった。

ドラッグストア事業は、天候不順影響、前年同期間における感染症予防対策商品や食料品・日用品などの巣ごもり消費需要の一時的な反動減、駅前型店舗の継続的インバウンド需要消失、外出自粛やテレワークによる人流減少などの影響により低調に推移した。一方、生鮮食料品導入など積極的な店舗改装、インバウンド需要や化粧品需要の減少などが一巡したことなどにより、売上高が前年同期を上回った。

経費面では、セミセルフレジ導入など生産性向上を推進し、一層の経費の抑制に努めましたが、前年同期間抑制したチラシ販売費、改装費用などが増加した。

通期は、売上高6566億円(3.5%増)、営業利益368億円(1.5%減)、経常利益374億円(2.2%減)、親会社に帰属する当期利益257億円(1.5%増)を見込んでいる。

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