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ドトール・日レスHD/3~5月売上高15.1%増、行動制限解除で客数回復

2022年07月15日 10:40 / 決算

ドトール・日レスホールディングスが7月15日に発表した2023年2月期第1四半期決算によると、売上高305億4000万円(前年同期比15.1%増)、営業利益9億7200万円(前期は3億500万円の損失)、経常利益12億900万円(前期は2億300万円の損失)、親会社に帰属する当期利益12億8200万円(3.1%減)となった。

日本レストランシステムグループにおける売上高は109億1200万円(22.1%増)、セグメント利益は2億2100万円(前年同期セグメント損失3億1000万円)。

3月以降全国的にまん延防止等重点措置が順次解除され、その後3年ぶりに自粛要請のない大型連休もあり、着実に売上高を確保した。

新規出店は、引き続き積極的に「星乃珈琲店」をオープンし、「カフェモーツアルト」などのブランドを出店し合計で6店舗を新規出店するなど、店舗網の拡大に努めた。その結果、「星乃珈琲店」の店舗数は、5月末時点で国内においては285店舗となり、うち加盟店は39店舗となっている。

ドトールコーヒーグループにおける売上高は180億5300万円(12.0%増)、セグメント利益は4億9400万円(前年同期セグメント損失1億9400万円)。

3月22日の規制解除以降、客足は日を追うごとに着実に回復傾向が顕著となった。ディナー、モーニングタイムの回復に遅れが生じているものの、ランチタイムやティータイムにおいて大きな改善がみられ、業績の回復につながっているという。

店舗においては、コロナ禍に対応したテークアウト施策や売店商品の拡大を継続しながら、季節ごとの商品など付加価値の高いメニューを随時導入。顧客単価を上げることで売り上げの回復に努めた。ハウスカードであるドトールバリューカードのキャンペーンを行うことで、客数の回復を目指した施策を実施した。

通期は、売上高1244億200万円(13.8%増)、営業利益21億5300万円、経常利益22億7900万円、親会社に帰属する当期利益9億2000万円(24.6%減)を見込んでいる。

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