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マックスバリュ東海/2月期営業利益8.8%減、電気代高騰響く

2023年04月13日 10:17 / 決算

マックスバリュ東海が4月12日に発表した2023年2月期決算によると、営業収益3511億700万円、営業利益103億200万円(8.8%減)、経常利益102億8500万円(8.4%減)、親会社に帰属する当期利益61億6900万円(18.8%減)となった。

売り上げ面は、新店・改装などがけん引し、「収益認識基準に関する会計基準」等の適⽤前と同基準の場合、営業収益は増収だった。

利益面は、電気代などのコストが増加し、減益を計上している。

上期既存店売上高は前年同期比1.8%減だったが、デリカ・フローズンが好調で、下期は客数が0.4%増と回復、客単価が1.1%増と向上し、既存店売上高1.5%増、通期既存店売上高0.1%減となっている。

通期の一品単価2.2%増、買い上げ点数1.7%減。

効率化投資により生産性が改善。冷蔵ケース入れ替えなどの設備投資を積極的に進めている。

店舗面では、名古屋市・浜松市中心に5店舗出店、大型店3店舗含む16店舗を改装した。改装費用は約18億1800万円(前期比46.6%増)。2月末で計233店舗体制となっている。

<地域と共存共栄で成長と作道社長>
作道社長

4月13日行われたオンライン決算会見で、作道政昭社長は「収益性の改善のため、ローカルトップバリュの開発など商品力強化に取り組む。キャッシュレスセルフレジの導入など生産性向上も進めている。今期はレジの入れ替え、冷蔵ケースの刷新、出店・改装など設備投資は76億円を見込んでいる。また、生活者の消費行動、企業に求められる役割が大きく変わっており、事業性を追求するだけではなく、顧客・地域との共存・共栄関係が重要になってきている。引き続き、店舗・EC・移動販売など顧客接点の拡大、地域の学校との共同商品開発などを進めていく」と述べた。

次期は、営業収益3600億円(2.5%増)、営業利益106億円(2.9%増)、経常利益105億円(2.1%増)、親会社に帰属する当期利益57億円(7.6%減)を見込んでいる。

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