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クリエイト・レストランツ/2月期はコスト削減継続するも営業利益33.4%減

2023年04月14日 17:08 / 決算

クリエイト・レストランツ・ホールディングスが4月14日に発表した2023年2月期決算によると、売上収益1182億4000万円(前年同期比51.0%増)、営業利益50億8300万円(33.4%減)、税引前利益45億6500万円(36.0%減)、親会社に帰属する当期利益33億8500万円(42.8%減)となった。

行動制限の緩和とともに、営業時間短縮要請に伴う協力金収入が縮減され、コロナ禍における変化対応で培った筋肉質なコスト構造を引き続き維持強化している。具体的には、原材料価格の高騰に対して、付加価値の高いメニューへの差し替えとセットで販売価格への転嫁を進めるとともに、食材の共通化や物流の見直し、取引先の集約を図ったほか、人件費の上昇に対しては、徹底したシフト管理や適正な人員配置の実施、採用コストの圧縮を図った。

光熱費の上昇に対しては、節電・節ガス及び調達先の柔軟な見直しを行い、家賃に対しては引き続き減免交渉を行うなど、徹底的なコスト削減努力を継続。さらに、店舗設計・修繕業務の集約及び一部内製化や、事業会社間のコミュニケーション活性化、ノウハウ共有に資する経営人財のグループ横断的な人事異動を行うなど、グループ連邦経営のさらなる推進を図ったほか、DXの一環として、モバイルオーダーの拡充や配膳ロボットの活用、バックオフィス業務の効率化・高度化などにも取り組んでいる。

出店に関しては、グループの強みである変化対応力を最大限に発揮。コントラクト事業やSA・PA事業を中心とした投資効率の高い店舗や、SDGsを意識し環境に配慮した店舗の出店、より付加価値の高いサービス提供を目的とした業態変更のほか、シナジーを活かしたグループ内フランチャイズの推進、運営効率の改善を狙ったグループ内業態変更及び移管などを行った。その結果、グループ全体では25店舗の新規出店、22店舗の業態変更、不採算店舗を中心とする63店舗の退店を実施した一方、アフターコロナを見据えたポートフォリオの見直しに資するM&Aを通じて、サンジェルマンの78店舗及び北海道サンジェルマンの68店舗を連結対象に加えたことで、業務受託店舗等を含む連結店舗数は1145店舗となった。

次期は、売上収益1410億円(19.2%増)、営業利益65億円(27.9%増)、税引前利益60億円(31.4%増)、親会社に帰属する当期利益42億円(24.1%増)を見込んでいる。

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