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クリエイト・レストランツ/ベーカリーのサンジェルマンを23億円でJTから買収

2022年09月15日 16:20 / 経営

クリエイト・レストランツ・ホールディングスは9月15日、サンジェルマンの株式を日本たばこ産業(以下:JT)から6000株全て取得し、連結子会社とすると発表した。

これにより、サンジェルマンの100%子会社であるベーカリー運営会社の北海道サンジェルマンもクリエイト・レストランツHDグループに加わる。北海道サンジェルマンの店舗数は68店舗(「レフボン」55店舗、「サンヴァリエ」12店舗ほか)。

取得価格は、サンジェルマンの普通株式23億4000万円、アドバイザリー費用等(概算額)2200万円、合計(概算額)23億6200万円。株式取得日は12月1日の予定だ。

<サンジェルマンの主なブランド>
サンジェルマン

サンジェルマンは、1970年に第1号店を出店した伝統ある関東地盤のトップベーカリーの一つ。現在、「サンジェルマン」「プルミエサンジェルマン」などのブランドで78店舗を展開している。

クリエイト・レストランツHDは、昨年7月に掲げた中期経営計画において「アフターコロナを見据えたポートフォリオの見直し」を第一の柱と定め、「日常」「定番」「地域密着」をキーワードに新たなポートフォリオの獲得を目指しており、今回のサンジェルマンおよび北海道サンジェルマンのグループ化はその一環となるもの。

両社の持つ伝統のブランドと厚い顧客基盤に、クリエイト・レストランツHDの持つ外食専業企業としての店舗運営ノウハウを加え、新規出店やイートイン強化を含めた店舗改装など前向きな投資を進めることで、両社の新たな成長を進めていく考え。

サンジェルマンの2021年12月期の決算は売上高90億7500万円、営業損失5億8200万円、経常損失2億4200万円、当期損失1億8400万円。北海道サンジェルマンの2021年12月期決算は売上高24億9700万円、営業損失3200万円、経常損失3000万円、当期損失3100万円。サンジェルマン代表者は、12月1日の株式取得後に濱埜直人氏(現・いっちょう代表取締役社長)に変更予定。

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