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カワチ薬品/3月期は調剤併設で専門性強化、営業利益66億円

2023年05月01日 11:30 / 決算

カワチ薬品が4月28日に発表した2023年3月期決算によると、売上高2818億7100万円、営業利益66億1100万円(前期は77億900万円の利益)、経常利益76億7200万円(前期は86億9800万円の利益)、親会社に帰属する当期利益41億7700万円(前期は48億3000万円の利益)となった。

<カワチ薬品>
カワチ薬品

グループは、専門性強化策として調剤の併設を進めるとともに、感染症対策としての予防関連商品の販売に注力したほか、店舗の改装並びに営業時間の延長、野菜導入店の拡大等による利便性の向上に努めた。また、原材料価格の高騰による値上げが相次ぐ中、相対的優位性を保つべく、物流を活かした一括仕入れ等を行い、商品の確保と販売価格の低減に注力しながら販売促進に努めた。

一方、店舗作業効率化のため、前期末にセルフレジの導入を推進したことから、その稼働率向上に取り組むことで、人件費の抑制に努めたほか、店舗においては照明の間引き等の節電対策を行ったこと等により、電力使用量は抑制されたものの、燃料調整費の上昇等から水道光熱費は押し上げられ、つれて販管費は上昇した。

新規出店では、既存地区である、山形県、茨城県、栃木県、千葉県に各2店舗、埼玉県、新潟県、長野県に各1店舗、計11店舗を出店した。調剤薬局は、茨城県、栃木県に各3件、宮城県、山形県に各2件、福島県、千葉県、新潟県に各1件、計13件を既存店に併設いたしました。なお、栃木県の1店舗及び新潟県の1店舗(調剤併設型)の計2店舗をリロケーションのため退店し、調剤薬局を1件閉局した。これによりグループの店舗数は、計364店舗(内、調剤併設144店舗)となった。

次期は、売上高2865億円(1.6%増)、営業利益60億円(9.2%減)、経常利益70億円(8.8%減)、親会社に帰属する当期利益42億円(0.5%増)を見込んでいる。

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