スギHD/3~5月は販促最適化や食品売場拡大などで営業利益77億円
2023年06月28日 10:40 / 決算
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スギホールディングスが6月27日に発表した2024年2月期第1四半期決算によると、売上高1778億5100万円(前期は1611億2800万円)、営業利益77億7800万円(同66億7100万円)、経常利益83億300万円(同68億600万円)、親会社に帰属する当期利益55億6300万円(同46億800万円)となった。
ドラッグストア業界では、薬価および一部調剤報酬改定による処方せん単価の下落、新型コロナウイルス感染症の沈静化に伴う関連商品の売上減少、店舗数の増加による異業種・同業種間の競争激化など、グループを取り巻く経営環境が厳しさを増している。
このような環境のもと、調剤領域の強化に向けて、利用者数100万人を突破した「かかりつけ薬局アプリ」のさらなるダウンロード促進、調剤室・調剤待合室の拡張改装などの売上強化に加え、対人業務強化を目的としたきめの細かい人材の適正配置や薬剤師および医療事務の採用強化などに努めた。
物販領域では、1月にリニューアルしたスギ薬局アプリの会員獲得強化、顧客一人ひとりに合わせた最適な販促施策の実施、食品売場の拡大改装の促進、各種インバウンド対応や今後の成長に向けた人材の獲得強化に取り組んだ。
店舗の出退店では、関東・中部・関西・北陸エリアのドミナント構築に向けて24店舗の新規出店と1店舗の閉店を実施するとともに、既存店の競争力強化のため82店舗を改装した。これにより、第1四半期末における店舗数は1588店舗となっている。
通期は、売上高7245億円(8.5%増)、営業利益330億円(4.2%増)、経常利益345億円(6.5%増)、親会社に帰属する当期利益200億円(5.2%増)を見込んでいる。
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