コロワイド/4~6月は郊外・ロードサイド出店強化で売上収益11.6%増
2023年08月09日 11:00 / 決算
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コロワイドが8月9日に発表した2024年3月期第1四半期決算によると、売上収益572億4300万円(前年同期比11.6%増)、親会社に帰属する当期利益20億6900万円(前期は1億円の利益)となった。
国内の外食事業は、コロナ禍で変化した生活様式に適応すべく、牛角及びその派生業態、焼肉カルビ大将、大戸屋ごはん処といったレストラン業態を郊外・ロードサイド中心に出店を進めた。さらに新たな需要の取込みを図って、蕎麦処大戸屋等の新業態も開店した。また既存店売上収益の底上げと収益性の回復に向けて、経年店舗の改装及び業態転換を進めた。これらに加えセルフレジやスマートフォンオーダー、配膳ロボットによる非接触オペレーション、かっぱ寿司におけるフルオーダー化等により、体験価値並びに生産性の向上にも取組んだ。
営業施策では、集客力の土台となる主力商品の磨き込みと原価上昇への対応を主眼としたグランドメニューの改定を行うと共に、新たな客層を呼び込む為にフェアメニューの強化にも注力した。さらに販売促進策として、家族層に向けた人気キャラクターとのコラボレーションや、業態のイメージアップを兼ねたタレントの起用によるPRの実施等を積極的に行った。また、回復著しいインバウンド需要に対しては、引続き国内外の旅行業者と提携してパッケージツアーにおける食事の場を提供しており、この施策による一店舗当たりの売上収益はコロナ禍前の水準まで回復した。
海外の外食事業は、それぞれの国・地域において親和性の高い業態を積極的に出店した。具体例を挙げると、中国・香港・台湾では牛角及びその派生業態、しゃぶしゃぶ温野菜を出店した。また、堅調な成長を続けるインドネシアでは牛角及びかっぱ寿司を出店する等、需要獲得に向けた活動が進んでいる。
中期ミッションの一つである給食事業は、事業所や大学からの運営受託の拡大を進めており、またステーキ宮の監修メニューを提供する等、グループインフラの一層の活用にも取組んだ。
店舗の出退店では、直営レストラン業態を23店舗及び直営居酒屋業態を4店舗、合計27店舗を出店する一方、直営レストラン業態を14店舗、直営居酒屋業態を13店舗、合計27店舗を閉店した。その結果、第1四半期連結会計期間末の店舗数は直営1363店舗、FCを含めた総店舗数は2623店舗となった。
通期は、売上収益2450億500万円(10.9%増)、親会社に帰属する当期利益11億3000万円を見込んでいる。
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