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PPIH/23年6月期は営業利益18.7%増、PB・OEM商品の売上構成比アップ

2023年08月16日 18:06 / 決算

パン・パシフィック・インターナショナルホールディングス(以下:PPIH)が8月16日に発表した2023年6月期決算によると、売上高1兆9367億8300万円(前年同期比5.8%増)、営業利益1052億5900万円(18.7%増)、経常利益1109億9400万円(10.5%増)、親会社に帰属する当期利益661億6700万円(6.8%増)となった。

PPIH

物価上昇などによる厳しい経営環境が続く中、競合他社との差別化要因である現場主義・個店主義に立脚した強みを発揮しながら、積極的な経営戦略に基づく「攻めの経営」を推進。PB/OEM商品については、トレンド対応力や開発スピードの向上など開発体制強化を行い、店頭での積極的な販売展開に加えてメディア露出強化による認知度やブランディング向上により、売上構成比が上昇。寝具やキッチン用品などコロナ特需以降は不振のカテゴリーでも、メーカーとのコラボなどの施策を推進して売上に貢献した。

免税売上については、旧正月期間の好調や急速な航空便の追加、円安進行などで訪日外国人観光客が増加していることを踏まえ、レジ増設をはじめとしたインバウンド需要取り込み施策を展開したことで、想定を大きく上回ったという。

国内事業の売上高は、1兆6208億5100万円(3.8%増)、営業利益964億400万円(24.0%増)。

北米事業の売上高は、2335億9000万円(16.8%増)、営業利益72億2500万円(25.2%減)。生産費の改善などで販管費を抑制したが、資源価格高騰の影響を受けた。

アジア事業の売上高は、823億4300万円(18.9%増)、営業利益16億3000万円(25.1%増)。店舗数拡大などにより増収増益となっている。

6月末の店舗数は国内617店舗、海外105店舗の合計722店舗となった。

次期は、売上高2兆621億円(6.5%増)、営業利益1110億円(5.5%増)、経常利益1074億円(3.2%減)、親会社に帰属する当期利益667億円(0.8%増)を見込んでいる。

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