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ウエルシア／3～8月売上高8.6％増、PB売上19％増と拡大

2023年10月10日 16:37 ／ 決算

ウエルシアホールディングスが10月10日に発表した2024年2月期第2四半期決算によると、売上高6110億1700万円（前年同期比8.6％増）、営業利益247億3500万円（3.1％増）、経常利益267億9700万円（4.2％減）、親会社に帰属する当期利益162億3300万円（5.0％減）となった。

ウエルシア

売り上げ面は、計画水準で着地したが、利益面は未達だった。

コロナ関連需要の反動減に対して、PB売り上げが拡大。カウンセリング強化などの施策を継続したが、売り上げ総利益が計画を下回った。経常利益、当期利益は前年にあった補助金収入がなくなったことが、響いた。

物販部門は、新型コロナウイルス感染症により伸長した商品の反動減はあったものの、外出需要の増加を背景にした化粧品や猛暑による季節商品の売り上げが増加したことにより、既存店売り上げは堅調に推移した。

調剤部門は、調剤併設店舗数の増加（8月末現在2074店舗）や受診控えの解消により、処方箋受付枚数が増加している。

上期のPBの売上高は、前年同期比19％増と大きく伸びた。

「からだウエルシア」「くらしウエルシア」の品ぞろえ拡大や、消費者の節約志向をとらえた「トップバリュ」の売り上げ拡大により、利益に対する貢献度が高まっている。

「からだ・くらしWelcia」は、PBにおける売り上げ構成比が2023年2月期末より5.2％増。2023年8月末で231SKU（2023年2月期末：162SKU）となっている。

店舗面では、グループ全体で56店舗の出店と18店舗の閉店を実施。8月末のグループの店舗数は2801店舗。

通期は、売上高1兆2300億円（7.5％増）、営業利益480億円（5.2％増）、経常利益525億円（0.7％増）、親会社に帰属する当期利益280億円（3.6％増）を見込んでいる。

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