ライフ/3~8月、EC拡大・PB注力など奏功し増収増益

2023年10月10日 17:28 / 決算

ライフコーポレーションが10月10日に発表した2024年2月期第2四半期決算によると、営業収益4001億4800万円(前年同期比6.0%増)、営業利益124億1000万円(39.2%増)、経常利益128億5100万円(37.7%増)、親会社に帰属する当期利益85億3400万円(33.1%増)となった。

<岩崎社長>

業績については、新規出店、ネットスーパーの拡大、「BIO-RAL(ビオラル)」などのプライベートブランド強化、おいしさを追求した商品施策などで好調に推移している。

販管費は、水道光熱費の高騰、新規出店に伴う賃借料などの各種物件費の増加に加え、採用強化などに伴う人件費も増加したが、生産性の向上、コスト最適化の取り組みが計画以上の結果につながり、増益となった。

同日行われた決算会見で、岩崎高治社長は「人の動きが活発になり、インバウンドも増えた。当社内で見ても、押上店(東京都)とセントラルスクエアなんば店(大阪府)で売上の伸びが顕著だ。ECの伸び率は今でも2桁成長を続けており、まだまだ成長する。PBについては、引き続きビオラルに注力し、高付加価値で外食需要を取り込むようなアッパーな価格帯も取り入れて単価を引き上げ、他社との差別化を図っていく」と説明した。

店舗面では、新規店舗は3月に宝塚中山寺店(兵庫県)、ビオラルパルコヤ上野店(東京都)、4月に川崎塚越店(神奈川県)、同社300店舗目となるセントラルスクエアららぽーと門真店(大阪府)、6月に梅島駅前店(東京都)、同社初の「大型ビオラルカフェ」を併設したビオラル有明ガーデン店(東京都)を出店した。

既存店舗では、大泉学園駅前店(東京都)、毛馬店(大阪府)でビオラル商品や冷凍食品などの品ぞろえを大幅に拡充する大型改装を行っている。

今後の出店について、岩崎社長は「来年は10店舗以上の出店が決まっているが、その先については不動産・建築コストが上がっているため、物件精査を慎重に行っていく」と述べた。

通期は、営業収益8010億円(4.6%増)、営業利益198億円(3.4%増)、経常利益205億円(2.4%増)、親会社に帰属する当期利益135億円(1.3%増)を見込んでいる。

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