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三越伊勢丹HD/4~12月営業利益、経常利益は統合後最高を更新

2024年02月02日 15:41 / 決算

三越伊勢丹ホールディングスが2月2日に発表した2024年3月期第3四半期決算によると、売上高4017億7100万円(前年同期比9.4%増)、営業利益409億3900万円(66.7%増)、経常利益449億7600万円(75.6%増)、親会社に帰属する当期利益311億800万円(59.0%増)となった。

三越伊勢丹HD

高感度上質戦略、個客とつながるCRM戦略が奏功し、増収増益を計上した。

営業利益、経常利益は統合後最高益を更新。第3四半期累計でも最高益となっている。

百貨店事業の売上高は3370億1700万円(6.7%増)、営業利益は341億9000万円(比94.4%増)。

伊勢丹新宿本店の第3四半期累計売上高は、引き続き過去最高売り上げを更新している。

首都圏各店、地域各社の主要5社とも業績は堅調に推移。インバウンドも引き続き好調となっている。

クレジット・金融事業の売上高は244億300万円(6.1%増)、営業利益は29億5000万円(5.1%減)。外部取扱高は継続して堅調、利益は計画通りとなった。

不動産業の売上高は183億9500万円(29.4%増)、営業利益は20億1500万円(32.7%減)。

家賃収入減で減益も、建装売り上げは引き続き好調に推移している。

その他の売上高は696億2400万円(20.6%増)、営業利益は16億8900万円(154.3%増)。

食品スーパーマーケット「クイーンズ伊勢丹」の運営や食品OEM製造などを手掛けるエムアイフードスタイルの損益が2022年7月より連結業績に加わり、総額売上高を押し上げた。

通期は、好調な国内百貨店の状況を踏まえ、11月計画値に対し上方修正した。

売上高は20億円増の5270億円(8.1%増)、営業利益20億円増の500億円(68.9%増)、経常利益40億円増の540億円(79.9%増)、親会社に帰属する当期利益30億円増の400億円(23.5%増)を見込んでいる。

さらに、業績予想の修正に合わせ、2023年度の期末配当予想を12円から20円に増額(年間配当予想は24円から32円に増額)している。

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