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ツルハHD 決算/6~2月、出店精度の向上・改装推進などで増収増益

2024年03月21日 16:32 / 決算

ツルハホールディングスが3月21日に発表した2024年5月期第3四半期決算によると、売上高7741億1300万円(前年同期比5.8%増)、営業利益402億6700万円(6.8%増)、経常利益406億4400万円(7.4%増)、親会社に帰属する当期利益235億5700万円(8.5%増)となった。

<ツルハドラッグ>

ドラッグストア業界では、人流やインバウンド需要の回復のなか、化粧品や食品等が伸長しており、各社の業績が好調に推移している。一方で出店競争により商圏人口は減少傾向にあり、競争環境が厳しさを増すなか、業界再編に向けた動きが一部でみられる。

このような状況の下、同社グループでは新中期経営計画の達成に向け、店舗戦略では出店精度の向上・改装推進、調剤戦略では併設店の拡大・オンラインを活用した処方箋枚数の確保に着手。プライベートブランド戦略では、新規商品の開発と既存商品の販売促進による売上構成比のアップに取り組んできた。

DX戦略では自社決済サービスの導入・MAツールによる購買履歴データの活用・ITシステム開発などを推進している。また、業績管理面では、予実分析の精度改善により経費コントロールに取り組んできた。

店舗展開については、既存エリアのさらなるドミナント強化を図るとともに競争力強化のため不採算店舗の改廃を進め、期首より103店舗の新規出店と5店舗の子会社化等、57店舗の閉店を実施。この結果、グループ店舗数は直営店で2640店舗となっている。

なお、タイ国内のグループ店舗については、2店舗の新規出店、1店舗の閉店を実施し、同国内における店舗数は2月15日現在で19店舗となった。

通期は、売上高1兆330億円(6.5%増)、営業利益472億円(3.6%増)、経常利益473億8700万円(3.7%増)、親会社に帰属する当期利益258億9800万円(2.5%増)を見込んでいる。

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