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サツドラ 決算/6~2月、人流回復・インバウンド取り込みなどで増収増益

2024年03月21日 16:57 / 決算

サツドラホールディングスが3月19日に発表した2024年5月期第3四半期決算によると、売上高721億1600万円(前年同期比10.0%増)、営業利益9億2200万円(170.8%増)、経常利益8億7100万円(141.4%増)、親会社に帰属する当期利益4億7500万円(134.0%増)となった。

リテール事業の売上高は711億1700万円(9.9%増、63億8000万円増)、セグメント利益は8億6900万円(175.6%増、5億5400万円増)。

ドラッグストアフォーマット店舗の営業面では、ESLPを中心とする価格戦略を推進。顧客から支持される店舗づくりや、作業平準化による業務効率の改善を目指す。さらに、生鮮食品を含めたラインロビングの強化により、商品カテゴリーの拡大を図るほか、サツドラ公式アプリを活用したデジタルマーケティングの推進にも取り組んでいる。

ドラッグストアフォーマットの売上高は前年同期を上回った。物価上昇による生活防衛意識の高まりを受け、1人あたりの買上点数が減少したことや、新型コロナウイルス感染症の沈静化にともなう関連商品の売上減少はあったものの、人流回復や季節品が好調に推移したという。

インバウンドフォーマットについては、訪日外国人観光客の需要を取り込むことができた結果、売上高が前年同期を上回った。調剤薬局については、新たに開設した調剤薬局の増収効果や、地域支援体制加算・後発医薬品調剤体制加算の強化などにより、売上高が前年同期を上回っている。

通期は、売上高950億円(8.6%増)、営業利益10億円(233.9%増)、経常利益10億円(205.5%増)、親会社に帰属する当期利益3億円(243.7%増)を見込んでいる。

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