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サンエー 決算/2月期増収増益、沖縄県産品・PB強化し好調

2024年04月05日 15:47 / 決算

サンエーが4月5日に発表した2024年2月期決算によると、営業収益2275億8100万円(前年同期比6.6%増)、営業利益164億6400万円(47.1%増)、経常利益168億9300万円(46.2%増)、親会社に帰属する当期利益106億8300万円(41.1%増)となった。

小売事業の営業収益は2193億800万円(6.4%増)、セグメント利益は150億5700万円(46.0%増)。

ワンランクアップ商品、沖縄県産品、PB商品(くらしモア、ローソンセレクト)の販売強化に取り組んだことや、新型コロナウイルス感染症による行動制限が緩和されたことなどで既存店売上が好調。昨年開店した店舗の売上が寄与している。

コンビニエンスストアの営業収益は83億200万円(12.8%増)、セグメント利益は14億400万円(60.7%増)。

FC店舗を6店舗開店、3店舗閉店したが、新型コロナウイルス感染症による行動制限が緩和されたことなどで既存店が好調だった。

今後の見通しについては、経済活動の正常化で、観光客数の増加や個人消費の回復が期待される一方、商品仕入価格や光熱費をはじめとする各種コストの高騰などで不透明な経営環境が続くと予想している。

このような環境の中、サンエーは経営方針を「丁寧な仕事」とし、人財力や仕組み力、商品力の向上に取り組むとともに、企業理念の浸透、7大基本の徹底、既存店の活性化、効率化を図ることで、顧客満足度の向上に努めていく。

ローソン沖縄については、地域食材を使った商品の共同開発、新商品の提案、売れ筋商品の情報交換で、商品力の強化を図るという。

次期は、営業収益2361億2000万円(3.8%増)、営業利益166億7000万円(1.3%増)、経常利益170億4300万円(0.9%増)、親会社に帰属する当期利益111億8500万円(4.7%増)を見込んでいる。

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