コロワイド 決算/3月期、子会社の業績回復で増収増益
2024年05月10日 10:50 / 決算
- 関連キーワード
- かっぱ寿司
- コロワイド
- フレッシュネスバーガー
- 大戸屋
- 牛角
コロワイドが5月9日に発表した2024年3月期決算によると、売上収益2412億8400万円(前年同期比9.3%増)、事業利益87億1200万円(前期は1億9600万円の事業損失)、税引前利益64億9800万円(前期は84億4600万円の損失)、親会社に帰属する当期利益29億500万円(前期は68億100万円の損失)となった。
連結子会社であるアトムの業績回復が遅れているものの、レインズインターナショナルを中心とした他の連結子会社の業績が著しく回復していることから、増収増益となった。
販売促進施策では、牛角・大戸屋・かっぱ寿司といった国内で一定の店舗網を有するブランドで、イメージアップを兼ねて人気タレントを起用したテレビCMを投下する一方、フレッシュネスバーガーがTBSテレビ系列の番組「ジョブチューン」の人気企画に参加し好評を得る等、PR活動にも引続き注力した。海外でも、各国の市場環境に応じてSNSを駆使したプロモーションを展開し、米国では牛角アプリを通じて「肉の日」企画等によって顧客の囲い込みをした。
顧客にとって心地良い空間を維持することを目的に、経年劣化した店舗の改装を推進しており、かっぱ寿司のフルオーダー化による利便性の向上や、牛角の内外装のリフレッシュ及び店内作業の効率化も主要なテーマとした。適切なQSCAの水準を保つために営業人員の確保及び教育に注力し、配膳ロボットやスマホオーダー、セルフレジ等の活用にも継続的に取組んだ。
新店投資では、変化した外食ニーズ及び商圏に対応すべく、業態・立地バランスの見直しとコロナ禍期間における直営店純減分の回復を主眼として積極的に取り組んだ。具体的には国内では、牛角や大戸屋といったレストラン業態を郊外・ロードサイド中心に配置しており、海外では集客力が高いショッピングモールを主要立地として、牛角及びその派生業態を中心に増店を重ねた。
コスト上昇への対応としては、「コロワイドMD研究所」の本格稼働を通じ、グループ各社の商品開発部門の統合によって食材の歩留まりの向上等の効率化を進めた上で、調達環境に応じたグランドメニューの変更及び商品価格の改定をした。
次期は、売上収益2634億4300万円(9.2%増)、事業利益110億500万円(26.3%増)、親会社に帰属する当期利益20億3400万円(30.0%減)を見込んでいる。
■コロワイドの関連記事
コロワイド/能登半島地震被災地に1日2000食の炊き出し実施
関連記事
決算 最新記事
一覧最新ニュース
一覧-
- セブンイレブン 人事異動/羽石奈緒執行役員が商品本部長に
- 05月20日
-
- イオン北海道/店舗配送の海上輸送へのモーダルシフト実験
- 05月20日
-
- ゴンチャ/「新宿マルイ店」5/21オープン
- 05月20日
-
- ペッパーランチ/「エキア竹ノ塚」に新店舗5/23オープン
- 05月20日
-
- カクヤス/東京都「練馬北町店」をリニューアルオープン
- 05月20日
-
- オオゼキ/「祖師谷大蔵店」7/2閉店
- 05月20日
-
- ユニクロ/40周年感謝祭を実施、GU・PLSTも同時開催
- 05月20日