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F&LC 決算/10~3月期増収増益、国内スシロー事業の回復で通期上方修正

2024年05月10日 11:26 / 決算

FOOD&LIFE COMPANIES(F&LC)が5月10日に発表した2024年9月期第2四半期決算によると、売上収益1759億8900万円(前年同期比22.8%増)、営業利益122億9500万円(135.0%増)、税引前利益115億900万円(150.1%増)、親会社に帰属する当期利益72億7800万円(100.8%増)となった。

国内スシロー事業の売上収益は1189億9300万円(20.5%増)、セグメント利益は79億9400万円(314.4%増)。

一部店舗で新しい店舗モデルのトライアルを実施しており、流れるすしがデジタルレーンで復活し、景品がもらえるミニゲームも搭載した「デジタル スシロー ビジョン」(通称:デジロー)を導入することで、顧客に新たな店舗体験を提供している。

海外スシロー事業の売上収益は415億6100万円(40.1%増)、セグメント利益は32億600万円(19.5%増)。

2023年8月から開始されたALPS処理水放出による輸入規制と風評被害を受け、中国大陸を中心に客数が落ち込んだ。処理水放出の影響は一時的と見ており、集客力回復に向けて効果的な施策を検討してきた。

そのような環境の中、台湾1店舗、香港1店舗、タイ3店舗、中国大陸で深せん1店舗と、新規出店を継続している。

京樽事業の売上収益は123億3500万円(0.9%減)、セグメント利益は5000万円(セグメント損失4億5600万円)。

インターネット販売を強化しており、各種ネットスーパーにおいて冷凍鮨・チルド寿司などを展開。みさきブランドでは、赤シャリや各種販売が好評で、売上は順調に推移した。「すしみさき」へのブランド転換を継続しており、店舗オペレーションの効率化を実施するとともに、接客強化を図ることで店舗体験価値の向上に努め、収益力の強化を進めていく。

通期は、国内スシロー事業が想定以上の回復を見せ、第3四半期会計期間以降も、引き続き国内スシロー事業の回復トレンドおよび海外スシロー事業全体としての成長が維持出来る見込であることから、連結業績予想を上方修正する。

売上収益は100億円増の3600億円(19.3%増)、営業利益は105億円増の220億円(100.0%増)、親会社に帰属する当期利益は65億円増の130億円(64.6%増)を見込んでいる。

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