コメ兵 決算/4~6月増収増益、個人買取好調・法人販売強化で通期上方修正

2024年08月15日 16:22 / 決算

コメ兵ホールディングスが8月13日に発表した2025年3月期第1四半期決算によると、売上高334億9900万円(前年同期比33.5%増)、営業利益21億3700万円(23.9%増)、経常利益21億8600万円(24.1%増)、親会社に帰属する当期利益14億1200万円(19.3%増)となった。

コメ兵およびK-ブランドオフは過去最高売上高を達成するなど売上が大きく伸長した。コメ兵では商品編集型の販売店舗である「KOMEHYO名古屋本店BAG+(バッグプラス)」、買取併設小売店「KOMEHYO日本橋店」に加え、買取専門店を11店舗出店した。K-ブランドオフでは買取専門店(FC加盟店舗)を2店舗出店している。

海外のグループ会社では、販売店舗をSAHA KOMEHYO COMPANY LIMITED(タイ)で1店舗、KOMEHYO SINGAPORE PTE.LTD.(シンガポール)で1店舗を出店した。

中古品仕入高について、コメ兵では「安心できる『いつもの』『近くの』場所での買取」をコンセプトとしたイベント買取や買取専門店の新規出店等を積極的に行ったことに加え、プロモーション強化やキャンペーンにより既存店の強化を図った。小売店舗の品ぞろえを充実させるために、個人買取では人気商品を中心に買切り、法人仕入れも積極的に活用している。

販売については、ECとコンタクトセンターを起点としたオンラインでの接点強化、訪日外国人を含めた来店者数の増加に対応するための店舗在庫の充実、顧客との関係性を深める施策および国内外で複数のブランドオフ屋号の小売店舗の改装を実施した。

また、個人買取が好調に推移したことで、小売向け商品を充実させた上で法人販売を強化するとともに、KOMEHYOオークションとK-ブランドオフそれぞれが運営する法人向けオークションを強化している。

営業利益については、仕入れが好調に推移したことで小売売上高が順調に推移。さらに法人販売を強化したことで大幅に売上高が増加した。結果、売上総利益率は低下したものの、売上総利益が増加している。加えて、販売費および一般管理費は計画通りにコントロールできたという。

通期業績予想は、量・質ともに個人買取が好調に推移し、売上・利益も当初の計画を上回ったことから上方修正した。

売上高は45億円増の1445億円(21.0%増)、営業利益は4億7000万円増の84億7000万円(13.6%増)、経常利益は5億円増の84億円(12.3%増)、親会社に帰属する当期利益は3億6000万円増の55億6000万円(10.6%増)を見込んでいる。

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