アークス 決算/3~8月営業利益9.7%減、人件費増が響く
2024年10月15日 16:55 / 決算
アークスが10月15日に発表した2025年2月期第2四半期(中間期)決算によると、売上高3027億4000万円(前年同期比3.6%増)、営業利益71億6200万円(9.7%減)、経常利益79億7300万円(9.5%減)、親会社に帰属する当期利益49億9900万円(13.8%減)となった。
売り上げ面は、中間期では過去最高を更新した。
既存店ベースでは、物価高・節約志向の環境下、客数は対前年同期比0.4%減にとどめた一方、客単価は3.4%増となり既存店売上高は3.0%増となった。
既存店客単価の内訳は、1点単価が3.7%増、1人当たり買上点数は0.2%減とほぼ前年並みの水準で推移している。
一方、利益面は、販管費は予算内で進行したものの、対前年では人件費の増加もあり販管費率は22.6%と対前年同期比0.2ポイント増となり、各利益段階で減益を計上している。
店舗面は、既存店の活性化として、ラルズ2店舗、ユニバース3店舗、ベルジョイス5店舗、福原1店舗、道北アークス1店舗、東光ストア2店舗、道南ラルズ1店舗、道東アークス1店舗の計16店舗を改装した。
改装店舗のうち、ラルズの「(旧)ビッグハウス明野店」、ベルジョイスの「(旧)スーパーロッキー江釣子店」「(旧)ジョイス二戸店」「(旧)ビッグハウス築館店」、道北アークスの「(旧)スーパーチェーンふじアシル砂川店」、道東アークスの「(旧)ビッグハウス小泉店」の6店舗はスーパーアークスに業態転換した。「スーパーアークス築館店」は宮城県初のスーパーアークスとなっている。
また、2店舗の閉店により、中間期末時点のグループ総店舗数は375店舗。なお、第3四半期以降では新店1店舗、改装14店を予定している。
通期は、売上高6130億円(3.6%増)、営業利益173億円(2.8%増)、経常利益188億円(2.0%増)、親会社に帰属する当期利益116億円(1.4%減)を見込んでいる。
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