三越伊勢丹HD 決算/4~12月営業利益46.4%増、経費構造改革が奏功
2025年02月04日 16:18 / 決算
三越伊勢丹ホールディングスが2月4日に発表した2025年3月期第3四半期決算によると、売上高4174億5000万円(前年同期比3.9%増)、営業利益599億3900万円(46.4%増)、経常利益660億4300万円(46.8%増)、親会社に帰属する当期利益464億7900万円(49.4%増)となった。
国内百貨店が、大幅な増収となっている。
販売管理費はグループ全体で取り組んでいる経費構造改革が順調に進行し、営業利益、経常利益は引き続き統合後最高益を大幅に更新。増収増益を計上した。
百貨店事業の売上高は3478億4100万円(3.2%増)、営業利益は498億6500万円(45.8%増)。伊勢丹新宿本店は4~12月累計で3000億円超。銀座店とともに引き続き前年比2桁以上の大幅増収だった。岩田屋三越は4~12月累計で1000億円を超えた。
クレジット・金融・友の会業の売上高は256億7500万円(5.2%増)、営業利益は55億6400万円(88.6%増)。経費構造改革のさらなる推進と堅調なカード扱い高の推移により大幅な増益となっている。
不動産業の売上高は205億9600万円(12.0%増)、営業利益は26億500万円(29.3%増)。建装事業の好調とテナント入れ替えによる賃料収入の増加により、増収増益を計上している。
通期は、売上高5560億円(3.6%増)、営業利益720億円(32.4%増)、経常利益770億円(28.6%増)、親会社に帰属する当期利益580億円(4.4%増)を見込んでいる。
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