アクシアルリテイリング 決算/4~12月営業利益9.0%減、人件費増が響く

2025年02月04日 14:51 / 決算

アクシアルリテイリングが2月4日に発表した2025年3月期第3四半期決算によると、売上高2111億4800万円(前年同期比4.0%増)、営業利益92億8700万円(9.0%減)、経常利益94億9100万円(8.7%減)、親会社に帰属する当期利益63億8700万円(8.0%減)となった。

アクシアルリテイリング

売上高は第3四半期としては過去最高の実績を達成。青果・精肉相場の高騰、水産の主力魚種漁獲高減少による高値推移の影響により、生鮮品全般が価格上昇したほか、原料原価の高騰を受けた販売価格設定による1品単価の上昇と買上点数の減少があった。その状況下でも普段使いの商品を中心にESLP(Everyday Same Low Price)を推進。客数が増加したことで売上も増加している。

一方、営業利益は、原料原価の上昇、競合他社の動向や値上げ基調を踏まえた低値入の売価政策により売上総利益率が若干低下。加えて、賃上げ実施と社会保険料の負担増加による人件費の増加により減少した。

出店については、富山県4店舗目となる原信呉羽店(11月、富山県富山市、売場面積2174m2)を新設。同地域では、グループ店舗の認知度が極めて低いものの、当初の見込みを相当上回る客数が利用しているという。

改装は、原信黒埼店(7月、新潟市西区)、ナルス北城店(9月、新潟県上越市)で実施した。

退店は、原信土橋店(9月、新潟県上越市、売場面積2111m2)を閉鎖したほか、建替えのため原信六日町店(10月、新潟県南魚沼市、売場面積2058m2)を一時閉鎖している。

また10月1日、同社並びに一部関連会社(原信、原信ナルスオペレーションサービス、アクシアル レーベル、原信ネットオーダー)は、本社を移転(新潟県長岡市中之島1993-17)した。

通期は、売上高2800億円(3.6%増)、営業利益121億円(2.7%増)、経常利益125億円(1.4%増)、親会社に帰属する当期利益75億円(0.8%増)を見込んでいる。

アクシアルリテイリング 決算/4~9月営業利益6.3%減、原価高・人件費増などで

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