三菱食品 決算/4~12月増収増益、卸売事業を中心に取引伸長
2025年02月04日 15:17 / 決算
三菱食品が2月4日に発表した2025年3月期第3四半期決算によると、売上高1兆6203億8400万円(前年同期比1.6%増)、営業利益245億5200万円(1.9%増)、経常利益258億円(0.6%増)、親会社に帰属する当期利益178億3600万円(3.1%減)となった。
コンビニエンスストアやディスカウントストアとの取引が堅調だった卸売事業を中心に全般的に取引が伸長。卸売事業を中心とした取引伸長や採算管理強化による利益率の改善などで、営業利益も増加している。
卸売事業の売上高は1兆4552億8200万円(1.3%増)、経常利益は217億1400万円(5.1%増)。利益面では、売上高増加や採算性の向上に伴う売上総利益の増加が物流費などの販管費増を吸収した。
ブランド開発事業の売上高は244億7800万円(1.6%増)、経常利益は800万円(99.2%減)。新規取扱いブランドの寄与などで売上が増加した一方、輸入商品の在庫を一部処分販売したために利益率が悪化している。
物流事業の売上高は1085億2300万円(3.6%増)、経常利益は35億1900万円(14.6%増)。特定小売業との取引拡大などで売上が増加した。利益面は、売上高増加に伴う売上総利益の増加が販管費増を吸収し、前年同期を上回った。
機能開発事業の売上高は320億9900万円(9.9%増)、経常利益は16億5600万円(20.3%減少)。メーカーに対する原材料取引が好調だったものの、海外の関連会社における一過性の損失などで利益面は減少している。
通期は、売上高2兆1300億円(2.1%増)、営業利益315億円(6.7%増)、経常利益330億円(5.1%増)、親会社に帰属する当期利益228億円(1.0%増)を見込んでいる。
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