薬王堂HD 決算/2月期増収増益、日配品・冷凍食品・ビールが伸長
2025年04月07日 15:52 / 決算
薬王堂ホールディングスが4月7日に発表した2025年2月期決算によると、売上高1519億5700万円(前年同期比6.8%増)、営業利益54億8100万円(5.2%増)、経常利益57億7800万円(2.7%増)、親会社に帰属する当期利益42億7500万円(11.8%増)となった。
販売価格や品ぞろえの強化により来店客数と買い上げ点数の増加を図った。
店舗作業の軽減や物流効率化によるローコストオペレーションに取り組み、小商圏ドミナント出店を推進している。
ドラッグストアを岩手県1店舗、青森県4店舗、秋田県3店舗、宮城県3店舗、山形県2店舗、福島県4店舗の合計17店舗を新規出店。青森県と岩手県、宮城県を中心に54店舗の改装を実施した。
また、移転のため調剤専門薬局1店舗を退店し、2月末の店舗数は403店舗(うち調剤併設型3店舗、調剤専門薬局1店舗)となった。
部門別の業績では、ヘルス部門の売上高は前年同期比1.3%増加し、262億400万円。
医薬品はドリンク剤、感冒薬が伸長し、衛生用品では介護用紙おむつや生理用品が伸びた。
ビューティー部門の売上高は6.8%増加し、205億4000万円。
化粧品は基礎化粧品や男性化粧品、トイレタリーではヘアケアやオーラルケアが好調に推移している。
ホーム部門の売上高は8.5%増加し、327億9800万円。
日用品は洗剤や家庭紙、バラエティー部門はペット関連商品が伸びた。
フード部門の売上高は8.3%増加し、721億8400万円。
日配品や冷凍食品、ビール類、酎ハイが好調だった。
次期は、売上高1682億円(10.7%増)、営業利益57億5000万円(4.9%増)、経常利益60億5000万円(4.7%増)、親会社に帰属する当期利益44億円(2.9%増)を見込んでいる。
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