コメリ 決算/4~9月増収増益、PBの売上構成比49.7%に
2025年10月29日 10:49 / 決算
- 関連キーワード
- PB(プライベートブランド)
- コメリ
- 増収増益
コメリが10月28日に発表した2026年3月期第2四半期(中間期)決算によると、営業収益2012億3400万円(前年同期比1.2%増)、営業利益153億5900万円(3.7%増)、経常利益156億500万円(7.1%増)、親会社に帰属する当期利益103億6000万円(8.4%増)となった。

4月~5月は不安定な天候の週末が多く、花苗や用土、庭園砂利等のガーデニング用品、バーベキューコンロなどのキャンプ用品の販売が伸び悩んだ。
一方、6月~7月にかけて平均気温が高く、冷房用品や遮光用品の販売が好調だった。
また、6月1日からの熱中症対策の義務化に伴い、ファン付きウエアなどの拡販を行ったことで熱中症対策関連商品の売り上げが堅調に推移したという。
8月は、昨年の南海トラフ地震臨時情報発表や台風の影響による、発電機や乾電池といった防災用品特需の反動を受けた。
中間連結会計期間を通して、同社の主力カテゴリーである農業資材の販売が堅調に推移。作業シートや電材、建設事業者が使用する商品の販売が売り上げをけん引した。
プライベートブランド(以下:PB)商品は、カー用品ブランドの「CRUZARD(クルザード)」、カジュアルウエアブランドの「SOLVIC(ソルビック)」が売り上げ・利益拡大に貢献した。PB商品の売上高構成比率は49.7%(前年同期比0.8pt増)。
ECサイト「コメリドットコム」も好調に推移した。イーコマース事業の売上高は前年同期比15.3%増となっている。
通期は、営業収益3910億円(3.1%増)、営業利益235億円(4.9%増)、経常利益237億円(6.5%増)、親会社に帰属する当期利益146億円(6.4%増)を見込んでいる。
流通ニュースでは小売・流通業界に特化した
B2B専門のニュースを平日毎朝メール配信しています。