ヤマダHD 決算/4~6月減収減益、未納品増加とポイント施策強化が響く
2025年08月07日 16:12 / 決算
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ヤマダホールディングスが8月7日に発表した2026年3月期第1四半期決算によると、売上高3776億6300万円(前年同期比0.4%減)、営業利益133億9200万円(6.7%減)、経常利益146億4400万円(9.1%減)、親会社に帰属する当期利益88億5200万円(7.9%減)となった。
主力の「デンキセグメント」で、エアコン・季節品などの売上高伸長による未納品額が前年同期比で32億円増加したほか、ポイント施策を強化した影響で減収減益となった。
「デンキセグメント」の売上高は3072億3800万円(1.9%減)、営業利益は122億5700万円(16.2%減)の減収減益。
「くらしまるごと」戦略の基盤整備を進めており、5月に「Tecc LIFE SELECT 茨木目垣店」、6月に「Tecc LIFE SELECT 横浜本店」「Tecc LIFE SELECT 足立竹の塚店」をオープン。3店舗合計で年商200億円規模を目指す。
「住建セグメント」の売上高は643億9100万円(4.9%増)、営業利益は3億8200万円(前年同期は10億4600万円の赤字)。売上は過去最高を更新し、利益は営業黒字を達成。
建売分譲住宅・注文住宅の拡販に加え、「RASIO」「Y Limited」などの新商品販売による単価向上の施策が奏功した。
「環境セグメント」の売上高は99億1500万円(15.6%増)、営業利益は3億8600万円(0.2%増)と増収増益。
5月に「ヤマダ西日本リユースセンター山口工場」を稼働。グループにおけるリユース製品生産能力が6万台アップし、年間20万台規模に拡張した。
「金融セグメント」の売上高は11億4300万円(2.0%増)、営業利益は2億9000万円(6.7%減)で増収減益。
「その他セグメント」の売上高は25億4500万円(9.8%減)、営業利益は4600万円(21.6%増)だった。
通期は、売上高1兆6975億円(4.2%増)、営業利益489億円(14.2%増)、経常利益515億円(7.2%増)、親会社に帰属する当期利益273億円(1.4%増)を見込んでいる。
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