ゲオHD 決算/4~6月営業利益8.5%減、ラグジュアリーリユース商材が不調
2025年08月07日 10:55 / 決算
ゲオホールディングスが8月6日に発表した2026年3月期第1四半期決算によると、売上高1044億6000万円(前年同期比4.3%増)、営業利益39億9300万円(8.5%減)、経常利益42億4900万円(22.5%減)、親会社に帰属する当期利益24億3800万円(31.3%減)となった。
リユース市場自体は引き続き堅調に拡大している。特に、日常的に発生する「まだ使える不用品」の需要が高まり、フリマアプリ等の競合がある中で、手軽さ、安心感、そして多様な品目の買取販売に対応できる店舗の利便性が改めて評価されているという。
その中で、リユース系リユース商材全体の売上は445億1000万円(3.7%減)。
衣料・服飾雑貨は好調に推移し、海外でも店舗数・売上が拡大しているものの、ラグジュアリー商材が不調。前期好調だったインバウンド需要の落ち着きとトランプ政権による関税政策の不透明感により、厳しい結果となった。
メディア系リユース商材全体の売上高は199億1000万円(2.3%増)。
次世代家庭用ゲーム機「Nintendo Switch 2」の発売を控え、旧モデルのゲーム機本体の買い控えが発生し、リユースゲーム関連商材は減収となった。一方で、スマートフォンやタブレット端末等のリユース通信機器商材は、新生活需要に加え、店頭サポートスタッフを配置した「GEO mobile」のショッピングモール等への出店が増えたことで好調に推移している。
新品商材の売上高は前年同期比24.4%増の264億4600万円。
次世代家庭用ゲーム機「Nintendo Switch 2」の発売に伴い、周辺機器を含むゲーム関連の売上が好調に推移した。
通期は、売上高4700億円(9.9%増)、営業利益115億円(2.2%増)、経常利益110億円(10.0%減)、親会社に帰属する当期利益55億円(21.2%増)を見込んでいる。
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