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松屋フーズ/キャンペーン実施などで売上高0.4%増、当期利益51%増

2009年07月31日 / 決算

松屋フーズが7月31日に発表した2010年3月期第1四半期決算によると、売上高は152億5200万円(前年同期比0.4%増)、営業利益3億7500万円(4.1%増)、経常利益3億6400万円(2.7%増)、当期利益1億7100万円(51.0%増)となった。

出店状況では、直営の牛めし定食店5店舗を出店。一方で、直営店2店舗を撤退し、期末店舗数はフランチャイズ店と一時休業店を含め、756店舗(うちフランチャイズ8店舗、海外5店舗)となった。内訳は牛めし定食店724店舗、鮨業態13店舗、とんかつ業態9店舗、その他の業態10店舗(和定食の店松乃家含む)。

新規出店以外の設備投資では、17店舗の一部改装を実施し工場生産設備などにも投資を実施。商品販売、販売促進策では、「新生活応援キャンペーン」として、牛めしの値引き販売、豚めしを値下げした。また新メニューとしてチーズ入りハンバーグ定食など3品目を販売した。

売上高は既存店が前年比98.1%と前年を下回ったものの、前年度以降の新規出店による売上増加分の寄与でほぼ前期並の152億5200万円。売上原価は、前年9月の売価変更の影響などで原価率は前期の33.3%から32.7%へ改善した。

販売費・一般管理費は、対売上高比率が64.3%から64.8%へ上昇。人件費の売上高に占める割合は、店舗のアルバイト・パートの平均時給低下と店舗生産性の向上で34.5%から34.1%と改善したものの、テレビコマーシャルなどの販売促進策に関する経費が増加し、人件費以外の経費の売上高に占める割合が29.8%から30.7%と上昇したため。重視すべき指標と認識している売上原価と人件費の合計の売上高比は、67.8%から66.8%に改善した。

通期は売上高639億円(2.4%増)、営業利益23億2000万円(2.9%減)、経常利益22億4000万円(5.6%減)、当期利益7億円(5.4%減)を見込んでいる。

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