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ライフ/日本ユニシスの基幹システム本格稼働

2009年11月02日 / IT・システム

日本ユニシスは11月2日、ライフコーポレーション向けに構築した新基幹システムの管理系業務を含む全業務が10月末に本格稼働したと発表した。ことし5月中旬に発注業務から順次稼働を開始していた。
 
システムは、他社ホストコンピュータ2台を用いて別々に稼働していた首都圏・近畿圏の基幹業務を、日本ユニシスのチェーンストア向けソリューション「OpenCentral(オープンセントラル)」を基盤にミッションクリティカルWindowsサーバーであるES7000に統合してオープン環境で構築した。

商品マスタ管理、特売・企画管理、本部・店舗の発注管理、仕入・買掛・支払管理、売上精算・売掛管理、手数料管理、予算・営業成績、自動仕訳など、発注から会計までデータが連動するシステム。内部統制にも対応したライフコーポレーションのチェーンストア事業を支える基幹業務システムとして、食品スーパー業態におけるWindowsベースの基幹システムとしては国内最大規模のシステムとなった。

ライフコーポレーションは、首都圏・近畿圏に200店舗以上を構えており、新基幹システムは店舗数拡大に対応可能なマスタメンテナンス機能や各種処理機能を備えている。システム運用面では東西システムの集約とともに自動運転が可能な運用管理ソフトウェアを導入することで、専任のオペレータが多数必要となっていたホスト環境からの脱却を図り、運用コストの削減を実現した。

新基幹システムの構築と同時に、すでに稼働済みの情報系システム(日本ユニシスで開発)についても、高速情報検索用アプライアンスサーバ「Netezza(ネティーザ)」の導入を図り、大量・高速なデータ検索が可能な基盤を構築した。

ことし10月から稼働した近畿圏新常温物流センターに対して、店舗へのカテゴリー配送を可能にするデータ連携も行い、陳列品出しの作業時間の短縮など、業務効率化をサポートしている。 

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