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ギャバン/主力商品の販売減など響き業績修正、赤字決算に

2008年10月12日 / 決算

味の素の子会社ギャバンは10月10日、2009年2月期中間期・通期の儀容積予測を修正すると発表した。修正後の中間期売上高は37億4000万円(前回予測時より8.8%減)、営業損失2億9500万円、経常損失1億500万円、当期損失2000万円と赤字決算となる。通期も予測売上高80億円(3.6%減)、営業損失2億8000万円、経常損失7500万円、当期利益500万円(97.5%減)と芳しくない結果になる見込み。

修正の理由は、中間期売上高で主力商品の香辛料、混合調味料等の販売が計画通りに伸びず計画を下回るため。営業利益、生産体制の再編などのコストダウン策を実現させ収益性は改善されているが、利益率の高い主力商品の売上減少が響き計画を下回ります。経常利益と当期利益は、デリバティブ評価益1億2800万円、固定資産売却益1億1800万円をそれぞれ計上するため減益となる。

通期も大手加工メーカー向け商品、香辛料、混合調味料等の販売拡大などで売上高は前期を上回るが通期での挽回は難しく、計画を下回ると予測。利益面では、生産体制再編終了の要員合理化、外注加工先の集約・内製化によるコスト削減などで収益性は改善するが、上期の利益率の高い主力商品販売低迷による影響が大きく、やはり計画を下回るため修正した。

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