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ダイエー/売上高7.7%減、営業利益11億円

2010年07月07日 / 決算

ダイエーが7月7日に発表した2011年2月期第1四半期決算によると、売上高は2265億900万円(前期比7.7%減)、営業利益11億400万円(前期は300万円の営業利益)、経常利益4億2500万円(9億7900万円の経常損失)、当期利益2億5000万円(12億5200万円の当期損失)となった。

店舗の業態別作業基準の定着とオペレーションの見直しで、品切れやレジ混雑など売場の不具合を改善し、最適な経費構造で運営できる体制の確立を推進した。より横断的な作業割付を行い、効率的な売場運営を実現するための組織変更を主に小型店で実施したほか、店舗サポート機能強化のため人員配置を見直した。

また、従来各店舗で対応していた電話交換業務を、イオングループのコールセンターに委託を拡大した。コールセンターの活用は第1四半期末の時点で57店舗で実施しており、今後も拡大する。さらに既存店舗の活性化策として6店舗を改装した。

並行して、食品ディスカウントストアを展開する子会社のビッグ・エーが1店舗を出店。一方、自社で2店舗、ビッグ・エーで1店舗を閉店した。

売上高は、前年度に不採算店舗の閉鎖などを実施したこともあり減収となった。営業利益は、開発商品の販売拡大や原価低減施策を推進し荒利率が改善したこと、業務の効率化による生産性改善、販売費・一般管理費の低減などで増益を確保した。経常利益も有利子負債の減少による支払利息の減少などで増益を確保した。

通期は売上高9300億円(4.8%減)、営業利益45億円、経常利益2億円、当期損失55億円を見込んでいる。

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