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カスミ/3月~5月は震災損失などで当期損失9億円

2011年07月05日 / 決算

カスミが7月4日に発表した2012年2月期第1四半期決算によると、売上高540億8900万円(0.7%減)、営業利益28億9200万円(114.6%増)、経常利益27億1600万円(89.6%増)、当期損失9億1900万円(前期は5億700万円の当期利益)となった。
震災発生後には、店内営業ができない店舗でもほとんどが翌日から駐車場を利用した店頭販売を行い、食料品などの生活必需品をいち早く提供した。
災害復旧・復興に向けた取り組みでは、行政への救援物資の提供、義援金の寄贈、災害復興支援募金活動を行った。
茨城では、原発事故による農水産物への風評被害が広がる中、安全性が確認された地元の商品を積極的に販売し、地産地消による地域の活性化に努めた。
震災の影響で、FOOD OFFストッカー芳賀店、勝田駅前店を閉鎖し、総店舗数は137店となった。
特別損失として災害損失引当金繰入額15億6600万円、災害損失9億1700万円、資産除去債務会計基準の適用に伴う影響額10億6100万円などを計上し、当期損失となった。
通期は売上高2192億円(0.3%増)、営業利益69億円(1.5%増)、経常利益67億円(9.3%減)、当期利益3億円(90.7%減)の見通し。

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