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H2O/4月~6月は人事制度改革で当期損失19億円

2011年07月28日 / 決算

エイチ・ツー・オーリテイリングが7月28日に発表した2012年3月期第1四半期決算によると、売上高1162億7300万円(前年同期比9.4%増)、営業利益15億6100万円(0.9%増)、経常利益21億6700万円(6.6%増)、当期損失19億3000万円(前期は8億3600万円の当期利益)となった。
今春相次いで商業施設が開業・増床し、事業環境が厳しさを増した大阪・梅田では、その影響を最小限に抑えるべく、阪急うめだ本店と阪神梅田本店での買いまわりの促進を図るため、春に阪神梅田本店の改装を実施するとともに、自社カード顧客に向けた営業施策を強化するなど、様々な取り組みを実施した。
両本店とも、自社カード顧客の売上高が前年実績を上回り、両本店をあわせた梅田事業での売上高前年同期比は2.4%減(阪急うめだ本店2.9%減、阪神梅田本店1.6%減)と、期初に想定していたほどの落ち込みもなく、堅調に推移した。
支店では、引き続き西宮阪急が増収となるなど、既存支店ベースの売上高は0.1%減と、前年並みで推移した。
3月に開業した博多阪急と阪急百貨店大井食品館の売上が加わったことにより、支店合計では34.6%増と大幅な増収となった。
百貨店事業では、増収となったが、新店の減価償却負担が大きく、営業利益は前年を若干下回った。
百貨店事業の人事制度改編に伴う特別損失として52億8200万円を計上したため当期損失となった。
通期は売上高4980億円(7.1%増)、営業利益72億円(31.8%減)、経常利益81億円(27.7%減)、当期利益12億円(61.4%減)の見通し。

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