流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





スタートトゥデイ/3月期は大幅な増益

2014年04月30日 / 決算

スタートトゥデイが4月30日に発表した2014年3月期決算は、売上高385億8000万円(前期比10.1%増)、営業利益123億8800万円(45.2%増)、経常利益124億2900万円(45.0%増)、当期利益77億9700万円(45.5%増)と大幅な増益となった。

ファッションEC拡大にとって必要不可欠な「年間利用者数の拡大」「取扱いブランドの拡大と既存ブランドとの関係強化」を両輪として、商品取扱高の増大に注力した。

実店舗スタッフの最新コーディネートを「ZOZOTOWN」のトップページや商品詳細ページに掲載を皮切りに、ユーザー目線に立った商品検索機能の拡充、ユーザビリティ改善を狙った決済カートの改修等を行い、「ZOZOTOWN」の利便性の向上に努めた。

3月には期日指定配送サービスと東京都、神奈川県、千葉県、埼玉県を対象とした即日配送サービスを開した。

昨年10月に新規サービス「WEAR」を開始し、ウェブ上のアイテム情報と連携したコーディネート画像をユーザーが相互に提供しあうファッション特化型メディアサービスで、急速な浸透を見せている。

売上総利益は334億5300万円(18.8%増)となり、全商品送料無料化により運賃収入が減少した結果、売上総利益率(対商品取扱高)は、29.2%と前年同期に比べ0.2ポイント低下している。

販売費及び一般管理費は210億6400万円(7.3%増)で、新物流施設が稼働に伴う賃借料、減価償却費の増加、全商品送料無料化により出荷単価が低下したことに伴う荷造運賃の負担割合増加があったものの、プロモーション戦略を抜本的に見直したことにより、販管費率(対商品取扱高)を、18.4%と前年同期に比べ2.1ポイント低下した。

来期は、売上高417億円(8.1%増)、営業利益137億1000万円(10.7%増)、経常利益137億2000万円(10.4%増)、当期利益84億3000万円(8.1%増)を見込んでいる。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧