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英バーバリー/第3四半期のリテール売上高15%増

2015年01月16日 / 決算海外

バーバリー・グループは1月14日、第3四半期の業績を発表した。

第3四半期のリテール売上高は6億400ポンドで、調整後ベースで前年同期比15%増、財務諸表上の為替レートで14%増となった。既存店売上高増加率は8%、残りは新規店舗によるもの。

地域別には、アメリカ地域とEMEIAでの既存店売上高増加率は2桁台となった。

アジア太平洋地域が1桁台前半の増加率にとなった主因は、高収益市場である香港での政治的要因が発生したためであり、同市場での既存店売上高は第3四半期に若干減少した。中国本土と韓国は1桁台半ば~後半の増加率となった。デジタル部門は再び全地域で他部門を上回った。

商品別では、「ヘリテージ・コレクション」として展開しているトレンチコートとカシミアストールが強い成長をけん引した。

デザイン、マーケティング、マーチャンダイジング、店舗内での販売にわたるこれらのコア・カテゴリー製品への注力が成功した。新作では、ファッションショーで好評を博したポンチョが売上を伸ばした。

第3四半期に、メインライン5店をオープンし、4店をクローズしました。新店舗にはビバリーヒルズと東京での店舗移転と、韓国ソウルにオープンした世界で2店目のビューティストアが含まれる。2015年中盤にライセンス契約が終了となる日本では、新たに2店をオープンした。

2014年度(2014年4月~2015年3月)は、新規店舗スペースの純増によるリテール売上高の押し上げ効果は約5%になる見込み。

ビューティを除くホールセール売上高は、欧州消費者への販売とアジア向けトラベル・リテール市場の軟化を見込み、2015年3月31日までの6か月間に恒常為替レートで1桁台半ばの減少率になる(2013年:2億4,000万ポンド)と予想する。ビューティのホールセール売上高は2014年度に恒常為替レートで約25%の増加を予想する。

チーフ・クリエイティブ兼チーフ・エグゼクティブ・オフィサー、クリストファー・ベイリー氏は、
「第3四半期の業績は力強いものでした。当社チームは、実店舗及びオンラインでのパフォーマンスに不断の努力を尽くした。リテール売上高前年同期比15%の成長は、製品からマーケティングそしてサービスに至るまでの、カスタマー・エクスペリエンスなどあらゆるブランド要素に対する当社のコミットメントを反映するものだ。第4四半期に向けては、今後、厳しさを増す外部環境に留意しながら、旧正月を含む成長の機会を最大化することに注力する」とコメントしている。

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