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井筒屋/2月期は売上高2.3%減、営業利益10.6%減

2015年04月13日 / 決算

井筒屋が4月13日に発表した2015年2月期決算は、売上高852億5900万円(前年同期比2.3%減)、営業利益19億7400万円(10.6%減)、経常利益13億8400万円(30.0%減)、当期損失47億7200万円(前期は19億100万円の当期利益)となった。

百貨店業界では、消費税増税前の駆込み需要を背景に、高額商材を中心に、前回増税時を上回る高い伸びを示したが、増税後の4月以降は、反動減に加え不安定な天候の影響もあり、訪日外国人売上高が大幅に増加した大都市の一部店舗を除き、地方都市の店舗は総じて厳しい商況となった。

グループでは、安定的に利益を計上できる収益構造を維持・推進するとともに、効率的な百貨店経営を目指して、昨年度より「井筒屋グループ中期3か年経営計画(2013年度~2015年度)」を推進した。

計画2年目となる当期は、グループの収益の柱である本店と黒崎店に重点的に投資をおこない、婦人服売場などの大規模改装を実施するなど、収益力の強化を図った。

昨年5月駐車場経営の持分法適用関連会社であるエビスの全株式を、追加取得して完全子会社化したのち、同社の吸収合併をおこない、店舗収益の向上、サービス強化に努めた。

来期は、売上高834億円(2.2%減)、営業利益19億円(3.7%減)、経常利益10億円(27.7%減)、当期利益6億円を見込んでいる。

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