流通ニュースは、流通全般の最新ニュースを発信しています。





高島屋/3~5月は売上高2.2%減、営業利益1.1%減

2015年06月26日 / 決算

高島屋が6月26日に発表した2016年2月期第1四半期決算は、売上高2193億9200万円(前年同期比2.2%減)、営業利益74億5100万円(1.1%減)、経常利益83億4700万円(2.4%減)、当期利益63億1900万円(38.9%増)となった。

国内百貨店業は、消費税率引き上げ前の駆け込み需要があった前年の売上実績には届かなかったものの、増大するインバウンド需要を取込む施策などにより、免税販売額が前年の3倍を超えたほか、外商売上も好調に推移した。

商品面では、「上質性」、「話題性」、「利益視点」といったキーワードに基づき、特徴商品を拡大した。4月29日に玉川店で、産地や日本の手仕事にフォーカスした「器百選」と「WAGOTO」をオープンした。今後、順次各店に展開する予定だ。

日本の伝統、文化を切り口とする販売促進策「NIPPONものがたり」の取り組みにおいて、4月に「岡山デニム」を特集した商品展開を行うなど、国内産として評価の高い素材や日本の技法にフォーカスし、「上質性」を追求した商品開発を行うことで、訪日外国人に対しても強く訴求した。

来店促進策では、「琳派400年記念京都・細見美術館琳派のきらめき展」をはじめとした話題性のある特徴的な催事や、ゴールデンウィークに三世代向けのキャラクター催事を開催することなどにより、幅広いお客の来店につなげた。

通期は、売上高9250億円、営業利益340億円、経常利益374億円、当期利益233億円の見通し。

関連記事

関連カテゴリー

最新ニュース

一覧