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大日本印刷/最適なチラシ・DM配布先を郵便番号単位で抽出するシステム開発

2011年08月13日 / IT・システム

大日本印刷は8月12日、地域ごとに居住者の属性を分析し、新聞折込チラシやダイレクトメールの最適な配布エリアを郵便番号単位で抽出するシステムを開発した。
<関東圏における60種類に分類したクラスターの分布図>20110812dnp.jpg
年齢や性別などに加え、居住形態や家族構成などの属性をもとに生活者を60のクラスター(属性別の集合)に分類し、各クラスターを地図上に色別に表示するとともに、各クラスターを郵便番号単位で抽出して、ターゲットを明確にした効果的なエリアプロモーションが実現できるシステム。
配布すべきターゲットとエリアをより明確にでき、実施したプロモーションの効果検証にも活用しやすいエリアプロモーション支援システム「エリアダッシュ」を開発したもの。
エリアダッシュ」は、国勢調査統計データの年齢や性別に加え、居住特性や家族構成など約60の属性を独自に組み合わせ、生活者を60のクラスターに分類している。
「子育てを終えた団塊世代層」、「子育て世代家族」、「都市型シングル・カップル」などの7つの大分類があり、その下で「マンション住まいの子育て層」や「都会のセレブ」などに細分し、各クラスターを地図上に色別で表示する。
プロモーションのターゲットとなる年齢と性別を設定すると、ターゲットが多く属するクラスターが上位から順に抽出・表示され、この表示されたクラスターを選択すると、郵便番号単位で、ターゲットが多く居住する地域が順に抽出・表示する。
住居形態や職種など、追加でターゲットの条件を設定して、クラスターや地域を抽出することもでき、ターゲットに合わせた適切なエリアが設定できるよう、対象の絞込みの精度を向上させている。
今後、エリアプロモーションを積極的に展開する企業に向けて「エリアダッシュ」を提供し、2013年度までに「エリアダッシュ」によるチラシや販促物などの新規受注として8億円の売上を目指す。

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